キリン、レンジ調理・常温保存可の「アレルギー対応幼児食」のクラファンを開始

a
uthor=花音

キリンホールディングスは、社内公募制度「キリンビジネスチャレンジ」から生まれた乳幼児の食物アレルギーに関する新規事業として、電子レンジで容器ごと温める、特定原材料8品目(※1)不使用の幼児食「からだ喜ぶすくすくごはん」を開発した。

※1 卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみ、消費者庁 「食物アレルギー表示に関する情報」

同商品の本格販売を目指し、まずはクラウドファンディングによるテスト販売を「CAMPFIRE」というクラウドファンディング専用サイトを通じて実施する。当プロジェクトは7月5日より公開し、支援募集期間は7月16日~8月30日となった。

「からだ喜ぶすくすくごはん」は、実際に食物アレルギーの子どもを持つキリンの社員が企画した商品。食物アレルギー対応をしながらも栄養のある食事を子どもに食べさせたいという思いがある一方、市場で販売されている離乳食以降の幼児向けの食物アレルギー対応食品の選択肢が少ないことや、手作りの準備の負担を課題に感じ、開発に至った。

開発に向けた調査(※2)では、離乳食を卒業した1歳半から5歳までの食物アレルギーの子どもを持つ母親の約45%が、「夕食の準備にかける時間や気持ちの余裕がない日が、週に4回以上ある」と回答。

また約67%が、簡便商品の中でも「幼児向けの便利な品が少ない」と感じていることが分かった。

容器入りの本商品は、普段の食事に限らず旅行や外出といった非日常シーンでの活用も可能であり、幼児向けのアレルギー対応食を準備する家族の負担軽減へつなげる。

※2 同社調べ 2023年8月 n=181。離乳食を卒業した1歳半~5歳までの子どもを持つ母親(年代不問)。総菜/冷凍食品/レトルト食品なども使うが手作りが中心で、子どもに「卵・乳・小麦のアレルギー」があり、完全除去または少量しか食べることができず、日常の食事に制限がある人が対象。

クラウドファンディング概要は以下の通り。

プロジェクト名は、【2歳児~向け】子どもの食物アレルギーに悩むママが考えた栄養たっぷりカップごはん。

プロジェクト開始は、7月5日。支援募集期間は、7月16日~8月30日。リターン品発送予定時期9月。リターン品は、「からだ喜ぶすくすくごはん」 1~8、全8種。(送料込・消費税込)

※3箱(3、7)または4箱(4、8)のリターン品には数量限定で10%の早割設定がある

価格は以下の通り。

160g 3種アソート 1箱(3個入り)2,200円 2箱(6個入り)3,800円 3箱(9個入り) 5,400円 4箱(12個入り) 7,000円

120g 3種アソート 1箱(3個入り) 2,000円 2箱(6個入り)3,400円 3箱(9個入り) 4,800円 4箱(12個入り) 6,200円

目標金額は、30万円。達成しなかった場合でも、同社からの返金は発生せず、。支援してくれたすべての人にリターン品を発送する。本格販売は、目標金額の達成状況と、支援してくれた人のアンケート結果により判断するとのこと。

商品概要は以下の通り。

商品名は、からだ喜ぶすくすくごはん。3種類 展開で、 容量は120g/160 g の2種類。(計6商品)

賞味期限は、製造日を含め7カ月。

※野菜たっぷりチキンライス 160gのみ製造日を含め6カ月。

保存方法は、直射日光、高温多湿を避けて常温で保存。フィルムを4分の1程度剥がし、容器のまま電子レンジで温めること。温め時間の目安(500Wの場合)は、1分30秒(160g)または1分10秒(120g)。対象年齢は2才頃から。

特長は以下の通り。

1つ目は、特定原材料8品目不使用。

卵、乳、小麦等の食物アレルギーがある子どもたちにも安心して食べてもらうために、原材料には特定原材料8品目(卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみ)を使用していない。

2つ目は、満足のおいしさ。

大人の食事に慣れ始め、食べ物の好き嫌いが出始める子どもたちにも満足してもらえるおいしさを目指した。150以上のレシピを検討し、3度目のモニター調査で子どもたちに「おいしい」と言ってもらえる製品に仕上げた。

3つ目は、栄養たっぷり。

炭水化物、野菜、お肉をたっぷり入れ、バランスのよい食事が取れるようにした。

4つ目は、手間なしスピードごはん。

電子レンジで温めるだけの簡単調理。時間のない日でも本格的なおいしさが食卓に並ぶ。容器はお椀型なのですぐに食卓に出すことができる。

5つ目は、常温保存・持ち歩きOK。

常温で保存でき、持ち歩くことができるので、旅行に持って行ったり、食物アレルギーで食べられるものがない可能性のある外食時に、バッグに入れておけば安心。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする