搬送方法や装備…“山岳医”に学ぶ山での救助「生きて帰れる人を一人でも増やせるように」【新潟】

本格的な夏の登山シーズンを前に7月8日、新潟県南魚沼市では山での病気やケガに対応する「山岳医」が消防や警察に対し、山岳救助の研修を行いました。

8日、南魚沼市で行われた山岳救助研修。

山での病気やケガに対応する山岳医の大城和恵さんを講師に迎え、消防隊や警察官が山での要救助者の搬送方法や山岳救助の装備について学びました。

今年は雪どけが早かったこともあり、南魚沼市消防本部管内では4月からすでに14件の山岳事故が発生しています。

大城さんは限られた装備でいかに救助者の症状を悪化させずに搬送するか、山岳救助時の対応の優先順位などを指導しました。

【大城和恵 医師】
「(警察や消防は)山の救急隊として命を助ける技術とスキルを持っているので、ぜひ現場の可能性を高めて、生きて帰れる人を一人でも増やせるように活躍してほしい」

また消防は、登山は気温が上がる前の早い時間に行い、熱中症にも気を付けるよう呼びかけています。

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