「ラーメンは4年食べてない…」大好物封印のレスリング53キロ級 藤波朱理選手(20) パリ五輪 最終調整で名門・至学館大学に出稽古

7月末に開幕するパリオリンピックで最も金メダルに近いと言われているのが、三重県四日市市出身、レスリング53キロ級の藤波朱理(ふじなみ・あかり)選手(20)です。
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藤波選手は日本体育大学の所属ですが、強豪選手と練習しようと、たびたび名門、至学館大学(愛知・大府市)に出稽古に来ているんです。最終調整の様子を独占取材しました。
(大石アンカーマン)「三重県四日市市出身、レスリング53キロ級の藤波朱理選手。たびたび練習に訪れている至学館大学で、オリンピックに向けての最終調整を行いました」
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藤波朱理選手は公式戦133連勝中で、金メダルの有力候補です。この日から2日間、名門至学館大学での出稽古で、次々にスパーリングを行い状態を確認していきます。(藤波朱理選手)「やれることはやっている自信はありますし、あとはケガなく追い込んで、最終仕上げになるなという感じです」
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ただことし3月には試練が。
(大石アンカーマン)「左ひじはどうですか?」(父・俊一コーチ)「全然大丈夫。問題ない」
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オリンピックに向け、フィジカルもメンタルも調整してきている藤波選手。(藤波選手)「本当に今までの経験、もちろん成功もありましたし、もっと改善したい部分もありましたが、修正できるとこは全部修正して、本当に今までの集大成という位置づけでオリンピックに挑みたい」
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そして、金メダルという夢を実現させた後の楽しみも…。(大石アンカーマン)「プライベートで本当は今やりたいけど封印してることありますか」(藤波選手)「ラーメンは4年くらい食べてない」
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(大石アンカーマン)「ラーメン4年も食べてないの!?」(藤波選手)「そういった我慢というものは金メダルとった後、金メダルをより輝かせてくれるものだと思うし、終わった後に食べるものは、世界で一番おいしく食べられる自信はあります。終わったら、コテコテの本気のラーメンが食べたいです」(大石アンカーマン)「食べに行こう!」(藤波選手)「はい!」
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大好きなものも封印して、一直線にオリンピックを目指してきた藤波選手に至学館大学の谷岡郁子学長は、プレゼントのレスリングシューズを用意していました。
(至学館大学 谷岡郁子学長)「お守りになればいいかなって」
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このシューズは藤波選手と同じ、三重県出身でオリンピックを3連覇した吉田沙保里さんがデザインしたもの。さらにリオオリンピックに出場し、日本を沸かせた至学館大学OGたちのサイン入りのTシャツも。
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(谷岡学長)「(藤波選手は)三重県出身で、至学館の仲間だと思っています」心強いプレゼントをもらい、さらに気が引き締まった藤波選手。いよいよ夢の舞台で世界に圧倒的な強さを示す戦いが始まります。
これまで数多くの金メダリストを輩出した至学館大学 栄和人監督は、「今回の全ての日本選手の中で、最も金メダルに近い人。極端な話ですが、大会中にケガをしても金メダルを獲る確率が高い」と太鼓判を押していました。

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