“強いほうにつく”姿勢はたまたまなのか……。
活動休止中のダウンタウン松本人志について“援護射撃”とも思える記事を展開したのが6月25日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)だ。松本といえば現在、性加害疑惑を報じた「週刊文春」(文藝春秋)と係争中なのは周知の通り。松本サイドが5億5000万円の損害賠償を請求している一方で、文春側は「記事の内容に自信を持っている」として追及キャンペーンを張るなど、一歩も引かない構えだ。
「『週刊女性』は1月上旬にも、女性たちをアテンドしたスピードワゴン・小沢一敬に被害女性から届いた《松本さんも本当に本当に素敵で……》とのメールを掲載。これを松本が自身の潔白を示す証拠だと言わんばかりに《とうとう出たね。。。》と反応し、話題を呼んだものでした。今回の記事では、文春に告発した被害女性が『自分は告発するつもりはなかった』と周囲に漏らしていることを報道。間接的に『文春VS週女』とも思える構図になっています」(芸能記者)
松本は今回の記事にはリアクションせず、後追いする他のメディアも見当たらない。
ともあれ、「週刊女性」は過去の芸能案件でも“逆張り記事”で注目を浴びたことがあった。
「篠田麻里子が昨年3月に離婚を発表しましたが、一連の騒動のなかで夫婦生活が破綻した要因が篠田の浮気とされ、その“確固たる証拠”とも受け取れる音声データがネット上に拡散しました。それを聴いた世間の多くが“篠田はクロ”との心証を持ったさなかに、『週刊女性』だけは“100%篠田寄り”の立場を取り、一般人だった篠田の元夫のネガティブキャンペーンを展開していました。また昨年、広末涼子にミシュラン1つ星店オーナーシェフ・鳥羽周作氏のW不倫が発覚。当時広末の夫であったキャンドル・ジュン氏が涙の会見を開き、世間の同情を集めていましたが、『週刊女性』はキャンドル氏の“モラハラ素顔”などを報じていましたね」(週刊誌記者)
業界において“記事の逆張り”はよくあることだが、こうした記事は目立つため、WEB媒体に転載した際にPVを稼ぎやすい面もある。実際、松本の記事も大きな反響があったようだ。
「一連の報道は週刊女性の取材力によるものか、付き合いのある事務所関係者から火消しを頼まれたのかはわかりません。ただ、こうした逆張りイメージが定着すれば、文春砲を食らったタレントの“駆け込み寺”として機能することもあります」(前出・週刊誌記者)
多くの法曹関係者から“不利”との見解が寄せられている松本からすれば“味方メディア”がいるのは心強いかもしれない。