千葉県は28日、今夏の海水浴場について、18市町村の計55カ所で開設を予定していると発表した。水質調査の結果も併せて公表し、全てが海水浴場として適した水質だった。7月1日から順次オープンする。
県などによると、県内には海水浴場を開設できる海岸が60カ所ある。飯岡(旭市)と木戸浜(横芝光町)、勝浦中央(勝浦市)、津浜(富津市)の4海水浴場はライフセーバー不足や駐車場の確保が困難といった理由で今夏の不開設を決定している。
昨夏不開設だった匝瑳市の堀川浜は、今年も離岸流発生が懸念されることや砂浜の浸食が進み、不開設となる見通し。
水質調査は堀川浜を含む56カ所で4~6月に実施した。環境省の基準に基づく5段階の判定で、最も水質の良い「AA」は13カ所。「A」は22カ所、「B」は21カ所、「C」や「不適」はなかった。