洗濯した衣類に『白いもの』が付いていたことはありませんか。
黒色や紺色などの濃い色の衣類に付いてしまうと目立つので、洗い直すべきなのかと悩んでしまうのではないでしょうか。
洗濯物に付いた白いものは一体何なのか、答えてくれるのは日立の公式サイトです。
洗濯後の衣類に付いた白いものについて、日立の公式サイトでは以下のように回答しています。
洗濯後の衣類に白いものがついてしまう場合は、糸くずや衣類などの繊維、洗剤や柔軟剤の溶け残りが考えられます。いずれも洗濯槽に蓄積した可能性がありますので、洗濯槽のお手入れもおためしください。
HITACHI ーより引用
『白いもの』の正体は、糸くずや繊維の場合と、洗剤や柔軟剤の溶け残りの場合があるそうです。それぞれの場合の対処法をみていきましょう。
払えばすぐに取り除ける『白いもの』の場合は、糸くずや衣類の繊維の可能性が高いそうです。
洗濯前に衣類の糸くずやほこりを軽くはたき落とします。衣類のポケットも確認し、ほこりや紙くずなどがあれば取り除くようにしておきましょう。
毛玉や毛羽立ちが糸くずの原因になるとのこと。あらかじめ衣類のお手入れをしておくことも効果的です。
洗濯の時は糸くずが出やすい衣類を分けて洗うようにし、タオルやフリースなどはほかの洗濯物と分けるようにしましょう。
洗濯ネットは糸くず付着防止に有効なだけでなく、衣類の型くずれや傷みも和らげて衣類を長持ちさせてくれるのだそう。洗濯ネットを使用する時は、適切なサイズと適切な目の粗さのネットを使うようにしましょう。
目の粗いネットは糸くずが気にならない白や淡色の衣類に使用し、目の細かいネットは糸くずが気になる濃い色の衣類に使用するのがおすすめだそうです。
糸くずが付着してしまう原因に、洗濯の水の量が少ない場合があるそうです。洗濯機の水量の設定を高めに設定してみましょう。
すすぎは回数を増やすか、注水すすぎを選んでみましょう。注水すすぎは水をためて給水しながら排水してすすぐので、糸くずの付着を減らしてくれるそうです。
触るとヌルっとしてなかなか取れない『白いもの』の場合は、洗剤や柔軟剤の溶け残りの可能性があるとのことです。
洗剤や柔軟剤は適量を使うことが大切であるとのこと。お使いの洗濯機の取扱説明書を確認し、適量の洗剤や柔軟剤を使うようにしましょう。
また、洗剤を直接洗濯槽に入れることはあまりおすすめできないそうです。水に溶かされないまま衣類に付着してしまう可能性があるので、専用の洗剤ケースや投入口に入れるようにしましょう。
天然油脂の粉せっけんなど水に溶けにくい材質のものを使う場合、水に溶かしてから洗濯槽に入れるのがおすすめです。
粉末洗剤も水温が低いと溶け切らずに残ってしまうことがあるので、ぬるま湯で溶かしてから入れるようにしましょう。いずれの場合もお使いの洗濯機に適した方法であるか、取扱説明書を確認するようにしてください。
洗剤や柔軟剤の使い方に気を付けても改善しない場合は、すすぎの回数を増やしてみるとよいとのことです。すすぎの種類を、注水すすぎに変更するのも効果的だそうです。
どちらの場合においても、蓄積してしまった汚れには洗濯槽のお手入れが大切であるとのこと。お持ちの洗濯機に適したお手入れを行うようにしましょう。
濃い色に付いてしまうと目立つ『白いもの』は、性質の違いにより対処方法がそれぞれあるとのこと。衣類に白いものが付いてがっかりしないよう、適した対処方法を試しこまめに洗濯槽のお手入れを行ってみましょう。
[文・構成/grape編集部]