関東 28日は雨で気温低下 週末から真夏のような暑さが続く …の画像はこちら >>
関東では、28日(金)は次第に雨が降りだし、厳しい暑さはいったん収まる見込み。雨上がりは気温が上昇。7月3日(水)頃は、猛暑日地点も増加。夜になっても気温の下がり方は鈍く、夜間の熱中症にもご注意。
28日午後から 広く雨
今日26日(水)も関東では暑さが続き、東京都心の最高気温(午後3時まで)は31.4℃と、3日連続の真夏日となりました。関東のアメダス地点で最も気温が高くなったのが千葉県鴨川市で、最高気温(午後3時まで)は34.2℃。今年2回目の34℃台でした。明日27日(木)は沿岸部ほど厚い雲に覆われて、所々で雨が降るでしょう。最高気温は28℃前後の所が多く、平年並みに落ち着く所がほとんどです。それでも、ムシムシとした暑さが続くでしょう。28日(金)から29日(土)は、梅雨前線が北陸から東北付近まで次第に北上して、低気圧が日本海を進む予想です。関東は28日(金)の午後から広い範囲で雨が降り、雨脚が強まることもあるでしょう。この雨で、いったん暑さは和らぎそうです。
週末から厳しい暑さが続く
29日(土)の雨上がりのあと、7月3日(水)にかけては厳しい暑さが続くでしょう。暖かく湿った空気が流れ込む影響で、午後を中心に雨雲が湧くものの、短時間にザッと降る雨でしょう。日中は、日差しのもとでは速いペースで気温が上昇。30日(日)以降は、最高気温30℃以上の真夏日が、関東のアメダスの約8割の地点で予想されています。目先の暑さピークとなる7月3日(水)は、前橋や熊谷で最高気温が35℃と、内陸を中心に猛暑日となるでしょう。晴れ間の出る時間が長くなると、予想よりも気温が高くなる可能性があります。また、夜間の気温が25℃を下回らない、熱帯夜が続く所が多いでしょう。24日(月)、気象庁から発表された「高温に関する早期天候情報」によると、関東甲信地方は6月30日頃から「かなりの高温」になりそうです。その時期としては10年に1度程度しか起きないような高温になる可能性があり、これまで以上に熱中症対策が必要でしょう。また、7月から9月の3か月は、平均気温は全国的に「平年より高い」予想で、今年も猛暑になりそうです。
熱中症警戒アラートとは?
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。この暑さ指数が、都道府県内の全ての地点で、翌日の暑さ指数(WBGT)が「35」以上と予想した場合、「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。また、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、暑さ指数(WBGT)「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症特別警戒アラート、熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
熱中症予報のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。