運転士不足が深刻のバス業界に希望の星!デビュー迎えた高卒2年目のバス運転士に密着【新潟】

運転士不足が続くバス業界に希望の光です!去年高校を卒業したばかりの二十歳の男性が運転士デビュー。緊張の中、無事に乗客を目的地へと送り届けました。

新潟交通の営業所で6月25日、バスの運転席に座り点検を行っていたのは運転士の本間飛向(ほんま・ひなた)さん。

【新潟交通 本間飛向さん】
「(Q.年齢は?)20歳です」

なんと5月、二十歳になったばかり。しかも…

【新潟交通 本間飛向さん】
「すごく緊張しています」

去年高校を卒業後新潟交通に入社。この日が運転士デビューの日でした。わずか1年ほどでのデビューの背景にあるのが…

【新潟交通 乗合バス部運転保安課 阿部聡史 課長】
「当社も御多分にもれず運転士不足があるので、どんどん若い人に入ってきていただけるとうれしい」

深刻化するバスの運転士不足。

この状況を打開するため、おととし改正道路交通法が施行され、19歳以上で普通免許取得後1年以上が経ち、特別な教習を修了すればバスの運転に必要な大型二種免許が可能に。

【新潟交通 本間飛向さん】
「運転士さんの制服・運転の仕方とか接客態度とか、そういったものを見てすごくかっこいいなと思ったのが始まり」

幼いころからの夢を叶えるため、入社後、窓口業務を行いながらバスの運転研修を受けてきた本間さん。

【【新潟交通 本間飛向さん】
「私は発進時には『発車します』の案内と指さし確認をしてからゆっくり発車します」

【先輩】
「それでは気をつけてお願い致します」

【新潟交通 本間飛向さん】
「いってきま~す」

いよいよデビューのときを迎えます!この日、本間さんが担当することになったのは、新潟駅から県スポーツ公園に直行するイベント臨時便です。

【新潟交通 本間飛向さん(車内アナウンス)】
「お待たせ致しました。スポーツ公園バスターミナル行き直行です。どうぞお乗りください」

プロ野球の試合を観戦するため、ハードオフエコスタジアムに向かう50人ほどが乗車。緊張の中、運転士としての一歩を踏み出しました!

【新潟交通 本間飛向さん】
「急ハンドル・急ブレーキが発生しないように、余裕を持った運転を心がけるというところを気を付けたい」

関門と話していた交差点の右折もスムーズに行い、約20分をかけて県スポーツ公園に無事到着。

【新潟交通 本間飛向さん】
「緊張がすごく勝ったけど、なんとか事故は起こさずに止まれたので、次からもうちょっと乗り心地とか改善して、もうちょっとうまく乗れたらなと思っている」

運転士不足の解消に向け、重要な役割を担う若手の活躍!

【新潟交通 乗合バス部運転保安課 阿部聡史 課長】
「初任給の引き上げを行ったし、これから待遇や労働環境の改善を進めていきたい」

若者が後に続いていくれるように!本間さんは運転士としての成長を誓います。

【新潟交通 本間飛向さん】
「降りられるお客様皆さんに『ありがとう』と言われるような運転士になりたい」

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