三井不動産および鹿島建設は6月17日、東京都中央区日本橋本町1丁目における新築オフィスビル「日本橋本町M-SQUARE」を着工した。設計施工は鹿島建設が行い、竣工は2025年11月を予定している。
同ビルは、歴史的景観が保全されたエリアとライフサイエンス系企業が集積している先進性のあるエリアを併せ持つ日本橋界隈、下町情緒あふれる住商混在のまち浜町・人形町エリア、織物問屋街のまち横山町・馬喰町エリアなど複数の特徴あるエリアに囲まれた「働・食・住」すべてがそろう場所を計画地としている。
東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅、東京メトロ銀座線・東西線・浅草線「日本橋」駅、JR総武本線「新日本橋」駅、東京メトロ日比谷線・浅草線「人形町」駅に近く、4駅6路線を利用してアクセスできる。日本橋駅などからは、羽田空港・成田空港へのダイレクトアクセスも可能。
建物の構造は、地上12階、地下1階。緑豊かな屋外広場や開放的な屋上庭園を整備し、環境にも配慮したワーカーが快適に働くことのできるオフィス空間を創出する。停電時には共用部と専有部に対し72時間電気供給を実施できる非常用発電機を設置。オフィスワーカーの健康増進を高める仕掛けとして、階段の壁面・踊り場の意匠性を向上させる工夫を盛り込み、屋内階段の利用を促進する。
また、環境に配慮したオフィスビルとして、ZEB Ready、DBJ Green Building認証(プラン認証)、CASBEE-Aランク(自己評価)の取得を目指す。