どこからともなく家の中に入ってくる、害虫。
気温が高くなる季節は、害虫の活動も活発になるため、特に注意が必要です。
害虫を退治する方法として、一般的なのが、殺虫スプレーの使用でしょう。
殺虫スプレーは、一回の退治で使い切ることはほぼないため、何度も使えて便利です。
反面、使い切らなかった殺虫スプレーをずっと放置してはいませんか。
「これ、何年前から使っているのだろう」という殺虫スプレーがある家庭も多いでしょう。
しかし、製品のラベルを見ても、使用期限の記載が見当たらない商品もありますよね。
虫ケア用品などを取り扱うアース製薬株式会社は、ウェブサイトで、使用期限が書かれていない製品の理由をこのように答えています。
<表示しない理由>
【医薬品・医薬部外品・防除用医薬部外品・化粧品に該当する商品】
厚生労働省の許認可のもとに製造販売しています。これらの商品は、許認可の際に3年間品質が安定していることが確認されているため、薬機法上は有効期間の表示が不要となっています。
【医薬品・医薬部外品・防除用医薬部外品・化粧品以外の商品】
薬機法での規制対象ではありませんが、当社は、これらの商品に関しても同様に、薬機法に則り、3年間品質が安定していることを確認しているため、有効期間の表示を行っておりません。
アース製薬 ーより引用
未使用、未開封の商品の場合、製造後、少なくとも3年は安定した品質で使えることを確認しているそう。
その場合、薬機法に基づき、製品に表示をしていないといいます。
では、3年以上経った、殺虫スプレーは使えないのでしょうか。
アース製薬が販売する殺虫スプレー『ゴキジェットプロ』に対する「2~3年前に買った『ゴキジェットプロシリーズ』はまだ使えますか?」という質問には、このように答えています。
ご使用いただけます。 ゴキジェットプロには明確な使用期限はありませんが、製造後、ご家庭の室内などで、直射日光や湿気の多い場所を避け、涼しい所に保管していただいたら、 4~5年経過していてもご使用いただけます。
アース製薬 ーより引用
保管状態がよければ、4~5年前の製品も使えるといいます。
他社の殺虫スプレーでも、ウェブサイトを確認すると、同じように保管状態がよければ、4~5年は使える物が多いようです。
意外と長持ちする殺虫スプレーですが、中身が入っているか定期的に確認することは大切でしょう。
また、購入した時に購入日をメモしておくと、何年経過しているかが分かって便利ですね。
直接、害虫に手を触れることなく退治できる、殺虫スプレー。正しく活用して、害虫から身を守って生活していきましょう!
[文・構成/grape編集部]