日傘の効果を十分に発揮させるには? 傘ブランドの回答に「なるほど」「ためになる」

暑い夏の必需品の1つ『日傘』。暑さ予防はもちろんのこと、色やデザインが豊富なことから、ファッションの一部として取り入れる人も多いのではないでしょうか。
せっかく選んだお気に入りの1本は、できれば長く使いたいもの。
そこで日傘の選び方や長く使う方法を『Wpc.(ワールドパーティー)』(以下Wpc.)の担当者に聞いてみました。
※写真はイメージ
日傘は紫外線対策や暑さ対策に加え、まぶしさや汗を抑えることによる健康被害の軽減、美容対策にも効果が期待できます。
現在では淡い色の日傘も多く販売されていますが、担当者によると「以前はブラックやネイビーのような濃い色が主流でした」とのことです。
「以前は色による効果の差がありましたが、現在は各メーカーの技術が向上し、生地も改良され続けているので効果の差はほとんどありません」
技術向上や生地の改良によって、色やデザインにバリエーションが登場。各メーカーの企業努力を感じられます。
せっかくであれば、効果をしっかり発揮した状態で使用したいところ。日傘にも買い替え時期はあるのでしょうか。
「Wpc.の日傘は、生地の裏面にポリウレタン樹脂の多層コーティング加工を施すことで、UVカット率100%、遮光率100%、UPF50+、遮熱効果といった日傘として必要な機能を持ち合わせています」
しかしこのコーティングは、摩擦、手脂、空気中の汚れの付着といった日々の使用により経年劣化していくとのこと。状況によっても異なりますが、2~3年程度持続するそうです。
コーティングの剥がれや生地の痛み、汚れが目立つようになった場合は、そのタイミングで買い替えるのがおすすめ。日傘の使い方や保管方法によっても買い替えのタイミングが異なります。
傘は日常的に使用するため、気付かないうちに汚れていることも。正しいお手入れ方法を確認しておきましょう。
使用後は傘を広げて直射日光が当たらない風通しのよいところで陰干し、乾燥させてから保管しましょう。雨天時に使用した時も、同様のケアが必要です。
月に1回は、下記の手順で丁寧にお手入れをしましょう。
1.傘を広げ、シャワーで汚れを洗い流す。
2.傘を広げた状態で、直射日光が当たらない風通しのよいところで陰干しして乾燥させる。
3.傘が十分に乾いたら、ドライヤーの温風で傘生地全体を温める。
ドライヤーで熱を加えることで、撥水力が回復しやすくなります。ただし傘の表面から10㎝以上離して使うようにしてください。
また1ヵ所に長く当て続けると生地を傷めてしまうので、注意しながら使いましょう。
汚れが目立つ時は、月1回のお手入れに加えて以下のケアもおこないましょう。
1.ぬるま湯に中性洗剤を入れて、スポンジや柔らかい布に含ませて優しく拭き取る。
※強くこすると生地を傷めるため要注意。
2.月1回のお手入れの手順1~3を再度おこなう。
※素材にポリエチレンやポリウレタンが含まれるビニール傘は、穴が開く可能性があるためドライヤーの使用は禁止。
雨傘のケアも上記と同じ方法で問題ないそうです。
取材では、日傘の効果を存分に発揮させるための選び方やケア方法を知れました。
日々のお手入れをしっかりおこない、お気に入りの日傘で快適に夏を過ごしましょう。
[文・構成/grape編集部]

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