「エアコンの冷房+除湿機」で熱中症対策を 温度だけじゃなく湿度も注意 熱中症は「住居」で最も多く発生

各地で“梅雨入りしたとみられる”と発表されていますが、熱中症は「気温」はもちろん「湿度」が大きく関係しているんです。(柳沢彩美アナウンサー)熱中症警戒リスクの程度を示したグラフでは、例えば「気温28℃・湿度95%」の場合は「厳重警戒」になります。気温だけでなく、湿度の数値がいかに大事かというのがわかります。
「エアコンの冷房+除湿機」で熱中症対策を 温度だけじゃなく湿…の画像はこちら >>
(若狭敬一キャスター)「湿度」と「気温」ですが、熱中症にはどれぐらいの割合で影響があるんでしょうか?(柳沢)熱中症のリスクの要因は「湿度」「輻射熱」「気温」がありますが、その割合は「湿度」が7、「輻射熱」が2、「気温」が1で、いかに湿度の影響が大きいのかがわかります。【輻射熱】…太陽の日差しで受ける熱や地面、建物、人の体から出ている熱のこと
CBC
(若狭)熱中症が起きやすい場所というのはあるんですか?(柳沢)一番多いのが住居で35.2%です。(若狭)屋外のイメージがありますが、意外と住居なんですね。(柳沢)住居には、庭の部分も含まれるということなんですが、日差しが遮られていても、部屋の中の「湿度」が高かったりすると熱中症のリスクが高まるということもよくわかりますよね。
CBC
(若狭)家の中で熱中症対策となると、どんなことがあるのでしょうか。(大石邦彦アンカーマン)熱中症リスクを高めるものは、湿度なのでその「湿度」を取り除けばいいんです。「除湿」というのが一番大事になってきます。エアコンなどを製造している、ダイキンの広報 重政周之さんに伺いました。人が快適と感じるのは、室内でいうと温度が28℃、湿度は40%~60%。これらを超えてくると、人は不快と感じるということなんですね。
CBC
そこで登場するのが「エアコン」なんですが、温度を下げるには、「冷房」の機能、湿度を下げるには、「除湿」の機能がありますが、きょうは「除湿」の機能に注目していきます。皆さんのご自宅にあるエアコンが、どんなものなのか見ながら聞いていただきたいんですが、湿度を「目標設定」できるものであれば、快適な湿度にあわせて使っていただければ大丈夫です。(若狭)目標設定ということは、冷房だと「温度」がありますが、これは「何%」のような設定ができるということですか?(大石)そうなんです、一度ご自宅のリモコンのボタンを確認してみてください。一方で、目標設定できない場合でも、もちろん除湿効果はあるんですが、目標設定できるものほどの効果ではないので、「除湿機」と一緒に使うことで、効果があるそうです。そのような場合に役立つのが、室温と湿度がわかるもの「温湿度計」。高齢者の方などは、暑い寒いを感じにくくなってしまうので、感覚ではなく数字で判断するようにしてください。
CBC

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする