多くの人が勘違い? エアコンの風量設定に「知らなかった」「マジかよ」

気温が上がってきた、2024年6月現在。
夏の暑さ対策として、エアコンは欠かせませんよね。特に気温が高い日には、我慢せずにエアコンを使うことが大切です。
しかし、夏は、電気代が高くなりやすいので「できるだけ節電したい」と考えている人も多いでしょう。
電機メーカーのダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)のウェブサイトは、生活の質を損なうことなく、手軽に始められる節電方法について、解説しています。
エアコンには、温度や風量を調整する機能があり、好みの設定で快適に過ごせます。
しかし、少しの工夫により、無理なく節約できるといいます。
ダイキンが調査した、エアコンの設定にまつわる調査結果を見てみましょう。
エアコンの冷房の風量設定『弱』と『自動』とでは、どちらがお得なのでしょうか。
ダイキンは、それぞれの設定で、8時から19時までの11時間、エアコンを付けたままにして、1カ月当たりの電気料金の差を比較しています。
検証結果 「風量:自動」の方が節電に!
エアコン冷房の風量「弱」と風量「自動」の消費電力量を比較した結果、風量「弱」が3.85kWh、「自動」が2.79kWhとなり、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。1か月換算では、風量「自動」は「水平」と比べて電気代が約990円の差になります。
吹出口からの気流が弱い風量「弱」の方が節電につながりそうに思えますが、今回の実験では、風量「自動」の方が節電につながる結果となりました。
ダイキン工業株式会社 ーより引用
ダイキンの算出によると、31円/kWhとした時、風量の『弱』と『自動』を比較して、『自動』のほうが月間で約990円の節約になるといいます。
風量を『弱』に設定すると、室温が設定温度に達するまでに時間がかかり、かえって消費電力が多くなるそうです。
気温が高い日には、エアコンの温度を下げるか、風量を『強』にするかで迷ったことはありませんか。
ダイキンは、13時から15時までの間、設定温度を1℃下げるのと、風量設定を『強』にするのとでは、どちらが節電になるのか、比較しています。
検証結果 「風量:強」の方が節電に!
エアコンの冷房を使っていても暑さを感じる時、設定温度を下げるのが一般的ではないでしょうか。実は、風量を「強」にすることでも涼しさを感じることができます。設定温度を1℃下げた場合と風量を「強」にした場合の消費電力量を比較した結果、設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になりました。
ダイキン工業株式会社 ーより引用
ダイキンによると、エアコンの温度を1℃下げるよりも、風量を『強』にするほうが、消費電力が月間で約半分になるそうです。
また、風量を『強』にすることによって、体に風が当たり、体感温度が下がって涼しく感じられるかもしれません。
なお、調査結果は、あくまでも目安です。住環境や気温、天気などによって結果は変わることがあります。
ダイキンが教える節約方法なら、無理なく簡単に始められますね。
エアコンの風量設定を賢く使って、暑い夏を快適に過ごしましょう!
[文・構成/grape編集部]

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