ニフティが運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」は6月17日、「コスメ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年4月9日~5月13日、小中学生を中心とするニフティキッズ訪問者2,219人を対象にインターネットで行われた。
○メイク「休日だけ」がほとんど
普段メイクを「している」人は、全体の半数を上回る結果となった。
メイクをすることがある人へ、いつメイクをしているか尋ねたところ、 ほとんどの人が「休みの日だけしている」と回答した。
○メイクを始めたのはいつから?
「いつからメイクを始めたか」については、中学生は「小学校高学年(5~6年生)」が最も多かったのに対し、小学生は「小学校中学年(3~4年生)」が最も多い回答となった。このことから、小中学生がメイクを始める時期はここ数年で早くなっていると予想される。
「メイクをすることがない」と答えた人へ、どうしてメイクをしないのか聞いたところ、「興味がない・必要がない」「メイクの仕方が分からない」が半数を超えた。また「学校で禁止されている」、「おうちの人に禁止されている」人もいて、外的な要因も少なくないようだった。
メイクをする人へ、普段使っているメイク用品を尋ねたところ、「リップ」が最も多く、92%だった。最近では、プチプラブランドのリップも増えていることから、手軽に取り入れられるメイクとして人気を集めているのかもしれない。
メイクの道具はどうやって手に入れることが多いか聞いたところ、「自分のおこづかいで買う」人が81%と、全体の大半を占めていた。それ以外では「おうちの人に買ってもらう」「おうちの人に借りる」など、家族の協力を得てメイクの道具を手に入れる人も多いようだ。
メイクについての情報源は、小中学生ともに「YouTube」と「TikTok」が上位だった。3位は、小学生が「雑誌」、中学生が「Instagram」と続く。中学生になると自分専用のケータイ・スマホを持つようになるからかSNSでの情報収集が多くなるのかもしれない。
洗顔後のスキンケアに関する質問では、「毎日している」「時々している」と回答した人を合わせると、小学生が70%、中学生が81%であることから、小学生から中学生に上がりスキンケアを意識する人が増えていることがわかった。
○お気に入りの化粧水ランキング
「スキンケアをしている」と答えた人へ、1番お気に入りの化粧水を聞いたところ、 「肌ラボ」、「ナチュリエ(ハトムギ化粧水)」が多くの支持を集めた。3位以降も「メラノCC」「無印良品」「Curel」と続き、1000円から2000円程度で手に入るプチプラの化粧水が人気を集める結果となった。
○お気に入りのリップランキング
メイクをすることがある人へ、1番お気に入りのリップを聞いたところ、韓国のコスメブランド「rom&nd」が人気を集めた。
○お気に入りのアイシャドウランキング
「1番お気に入りのアイシャドウ」として、小学生、中学生どちらのランキングでも1位に輝いたのは、「CANMAKE」だった。世代ごとで順位に変動はあるが、「rom&nd」「100円ショップ」「CEZANNE」と比較的手ごろな価格で手に入るブランドが並んだ。一方で、全体の10位にはデパコスブランド「Dior」がランクインした。
「メイクするときに参考にしている有名人」を尋ねたところ、すべてのランキングで1位に輝いたのはYouTuber、TikTokerとして活動する「ハウスダスト」だった。全体ランキングで上位にランクインした有名人の多くがYouTuberとなっていて、小中学生の間でYouTubeなどのSNSが欠かせない情報源となっていることがわかる。