デリヘル売春で23人逮捕! 45分9000円の激安店「やりすぎグループ」が年12億円荒稼ぎできたワケ

「うちの店は本番店」
人気のデリバリーヘルス店は面接に来た女性にこう告げて「激安」で本番行為をさせ、年間12億円を稼いでいた。
警視庁保安課は、12日までに、デリヘル嬢に売春をさせたとして、風俗店統括責任者の東岡政喜(51)と上門潤(47)両容疑者、店長、従業員ら男23人を、売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕した。
東岡容疑者らは東京都内で「あのVoice無料ですか?」や「天然素人やりすぎ娘」など「やりすぎグループ」と呼ばれるデリヘル店4店舗を経営。「45分9000円」「60分1万1000円」「75分1万3000円」「90分1万6000円」と破格の料金設定で売春をさせていた。もともとは「やりすぎサークル」(やりサー)という名前で店舗を構え、若いデリヘル嬢とリーズナブルな価格で本番行為ができることから、愛好家の間ではかなりの人気店だった。
「五反田店には225人、鴬谷店は158人の女性が登録していて、それぞれの店舗で1日45人ぐらいが出勤し、90人の客がついていた。デリヘル嬢は20~30代で全員日本人だった。女性は店のスタッフからセックスを強要されていたわけではなく、事前に面接で説明を受け、納得した上で行為に及んでいた。店で働くようになったきっかけは街でスカウトされたり、知り合いの紹介で、女性によっては料金が変わるケースもあった。本人の取り分は5~7割だったため、大金を稼ぐには、かなりの人数を相手にしなければならなかった」(捜査事情通)
■大久保公園の「立ちんぼ」摘発から発覚
昨年、警視庁が新宿区の大久保公園周辺で「立ちんぼ」を摘発した際、数人の女性が「やりすぎ娘でデリヘル嬢として働いていて、本番サービスをしていました」と話したことから、デリヘルでの本番行為が発覚した。
摘発を受けた同店のデリヘル嬢や常連客は、ハチの巣をつついたような騒ぎに。
SNSに<ほんとに必要な荷物が警察に押収されちゃってるので下谷警察署まで取りに行ってきます><あのvoice今日出勤だったけど摘発入ったてまじか 担スカにたのんでどっか体入いこ><新しい在籍迷い中です><どうしよう…泣きたい ていうか半泣き しばらく途絶えます>と次々投稿。これに対し、<よしよし><気落ちしないようにね>と励ます客も。さらに摘発に乗じて<もしやりサーに出勤できずに困っている方がいましたらお気軽にご相談下さい>といったスカウトの書き込みも殺到した。
さすがにマニアに人気の本番デリヘルだっただけに、関係者に与えた衝撃も大きかったようだ。

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