梅雨前線の北上で不快な暑さ到来 昼夜を問わず熱中症対策を 沖…の画像はこちら >>
今日17日は関東や東北を中心に30℃以上の真夏日になり、福島市では7日連続の真夏日となりました。今週は梅雨前線の北上に伴って続々と梅雨入りが予想され、蒸し暑い日が増える見込みです。沖縄では、夏本番の暑さが到来するでしょう。夜間も気温の下がりにくい日が増えてくるため、熱中症に警戒が必要です。
福島市で7日連続の真夏日 6月としては初めて
今日17日は、日差しが多かった関東や東北を中心に30℃以上の真夏日になりました。島しょ部を除いて最も気温が上がったのは、群馬県館林市と埼玉県熊谷市の32.6℃で、東京都心も30℃を上回っています。また、福島市では今日で7日連続の真夏日となりました。福島市で6月に真夏日が7日間連続するのは、統計が始まった1889年以来、初めてのことです。
今週は徐々に湿度が上昇 猛暑日迫る日も
18日(火)は雨の影響で気温の上昇は抑えられますが、19日(水)から20日(木)は30℃以上の所が多いでしょう。19日は名古屋で34℃と、猛暑日に迫る所もある見込みです。その後は真夏日の所は少なくなりますが、原因は梅雨前線の北上に伴うもので、油断は禁物です。今日17日は九州北部(山口県を含む)で梅雨入りの発表がありましたが、今週はそのほか中国、近畿、東海、関東甲信地方など、続々と梅雨入りとなる可能性があります。湿度が増えて不快な暑さの日も増えてきますので、こまめな水分補給を心がけましょう。一方、梅雨明けが目前の沖縄では、20日(木)以降は真夏日が続く見込みです。
昼夜を問わず熱中症に警戒を
向こう一週間の熱中症情報では、北海道は「注意」か「安全」レベルですが、そのほかの地域では「警戒」か「厳重警戒」レベルの日が多いでしょう。沖縄では、20日(木)からは「危険」レベルの日が続く予想です。梅雨に入ると曇りや雨の天気が増えて、昼間の極端な暑さの日は減少しますが、夜間は気温が下がりにくくなります。これからは、昼夜を問わず熱中症にならないよう対策する必要があります。特に、高齢者は暑さを感じにくく、我慢ではなく冷房を使用しないケースもよくあります。一緒に住む家族の方々や近隣の方は気にかけていただくなど、周囲のサポートも重要です。
熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。