「僕と私と」は6月13日、恋愛観に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年4月26~28日、Z世代163名、ミレニアル世代172名を対象にインターネットで行われた。
○Z世代が日々の生活でもっとも大事にしていることは?
恋愛に関わらず日々の生活でもっとも大事にしていることを聞いたところ、Z世代がもっとも大事にしているのは「趣味・習い事(31.3%)」となった。一方のミレニアル世代は、「家族」が38.4%で圧倒的1位に。いずれの世代も順位こそ違えど、「趣味・習い事」「家族」「仕事」がトップ3となり、恋愛・結婚に対しての優先度はこれらに比べるとかなり低い結果となった。
○Z世代の4割以上がパートナーあり
次に、恋愛に関する現在の状況を聞いたところ、結婚したり付き合ったりしているパートナーがいるのは、Z世代で合計44.2%、ミレニアル世代では合計52.9%となった。
○これまでに交際した人数は?
過去に交際経験がある人に対してこれまでに交際した人数を聞いたところ、Z世代では6割が1~3人と回答した。一方のミレニアル世代は過半数が4人以上との交際経験があり、「10人以上」と答えた割合も、Z世代の2倍以上となる15.4%だった。
○恋人との出会いのきっかけは?
直近で付き合った恋人との出会いのきっかけを聞いたところ、両世代ともトップ3は同じ並びで、第1位は「マッチングアプリ」という結果に。世代別ではZ世代の21.6%、ミレニアル世代の18.8%がマッチングアプリをあげており、両世代においてアプリがメジャーな出会い方となっていることが見て取れる。続く回答は「学校」、3位に「知人・友人の紹介」となった。両者の違いとしては、ミレニアル世代が「学校」と同率2位で「合コン(13.7%)」がランクインしている点。ミレニアル世代のほうが合コンの参加機会、あるいは合コンに対する関心が高いと考えられる。
○Z世代は合コンよりもマッチングアプリ
「自分と合うと思う相手と出会えると感じるか」という質問に対して、両世代ともマッチングアプリを支持する結果に。しかし、ミレニアル世代では合コン・マッチングアプリの差はわずか6.9%で拮抗していたのに対し、Z世代では20.2%と大きな差が出た。特にZ世代では合コンと答えたのはわずか7.4%と、自分に合う相手に出会う場としてはほとんど支持されていない結果になった。
続いて、「合コンまたはマッチングアプリで信用できる相手と出会えると思うか」を聞いたところ、こちらも両世代でマッチングアプリが優勢となった。また、Z世代の方が若干ではあるものの、合コンで出会う相手に対する信用度が低いこともわかった。
○Z世代で合コンで出会った人と交際まで至ったのは9.2%
また、合コンに関する経験のうち当てはまる項目を聞いたところ、ミレニアル世代では「参加したことがある」が17.4%で、さらに交際に至った人が14.5%との回答に。一方のZ世代では参加経験が12.9%であるのに対して、交際まで至った人はわずか9.2%だった。「連絡を取り合ったことがある」「デートしたことがある」も1桁台と、ミレニアル世代に対しても低い数値となり、Z世代は参加率の低さもさることながら、その後の縁につながりづらい実態もあるようだ。
○マッチングアプリで付き合ったことのあるZ世代は17.2%
最後に、マッチングアプリの利用経験は両世代とも合コンを上回る結果となった。Z世代は「連絡を取り合ったことがある」「デートしたことがある」の項目で合コンを大きく上回り、「付き合ったことがある」に関しては合コンを8.0%上回る17.2%が経験をしていることがわかった。一方のミレニアル世代は「付き合ったことがある」と答えたのは合コンの方が4.0%高かった。