「突然ドーンと低くて大きな音が…」名護市の県北部合同庁舎、天井の一部が崩落 けが人はなし

沖縄県名護市大南の県北部合同庁舎で14日午後4時10分ごろ、吹き抜けの天井部分にある石こうボードが剥がれ落ちた。けが人はいないが、石こうが床に散乱し、立ち入り禁止となっている。

天井部分から落ちた石こうボードが散乱する県北部合同庁舎=14日午後、名護市大南

建物は築30年以上で、現在、外壁の修繕工事中。最近は、雨が続くとガラス張りの天井から雨漏りがしていたという。
1階の県農業改良普及課の男性職員は「突然ドーンと低くて大きな音が鳴った」と驚いた様子で話した。石こうが落ちた場所は、職員らがよく通り、雨の日は傘を立てる場所になっていた。女性職員は「私の赤い傘が下敷きになった。取るタイミングで石こうが落ちてこなくてよかった」と胸をなで下ろした。
県総務部の担当者は「完成から30年がたって建物が老朽化している。本庁と相談しながら修繕を進めたい」と話した。(北部報道部・松田駿太)

崩落した石こうボードの下敷きになった赤い傘=14日、名護市の北部合同庁舎
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