米軍は13日、沖縄県の嘉手納基地に駐機している海軍仕様の輸送機CMV22オスプレイの本格飛行を始めた。午後2時33分に1機が西海岸向けに離陸し、海上を北上。今帰仁村北側の海域を折り返して同3時12分に戻った。
CMV22オスプレイは外来機で、飛行したのは駐機している3機のうちの1機。
米軍のオスプレイは、昨年11月に乗員8人が死亡した鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受けて、同年12月7日に全機の飛行を停止。今年3月8日には飛行停止を解除していたが、嘉手納基地のCMV22オスプレイが飛行を再開したのは今月10日になってからだった。
米国防総省の運用試験・評価局は、CMV22オスプレイの機体に氷が付着するのを防ぐ防氷装置などに多数の不具合があるとし、「運用に適していない」と海軍に勧告している。
オスプレイの飛来などについて、地元の嘉手納町などは反対している。米軍オスプレイが本格飛行再開 嘉手納基地駐機の海軍仕様CMV…の画像はこちら >>