「雨で声が聞こえない…」梅雨を前に児童が“災害級の大雨”体験 備えの大切さ学ぶ【新潟】

雨による災害の危険が高まる梅雨を前に、小学生が過去の豪雨と同じような雨の降り方を体験し、備えの大切さ学びました。

高気圧に覆われ、6月13日も気温が上がった県内。

【記者リポート】
「新潟市中央区、まだ午前9時半ですが、日差しが強く、非常に暑く感じます。立っているだけで額からは汗が噴き出してきます」

【街の人】
「とにかくもう暑いのは苦手」

【観光客(京都から)】
「新潟をあっちこっち行きたいと思って来たけど…天気は良いけど暑い」

13日は新潟市秋葉区で32.2℃となるなど、9つの観測地点で真夏日に。夏本番が到来したかのような気温が連日続いていますが、まもなくやってくるのが梅雨です。

雨による災害の危険性が高まる梅雨を前に、新潟市北区にある木崎小学校の4年生54人が北陸地方整備局の施設で防災について学びました。

【記者リポート】
「きょうは真夏日となる暑さの中、子どもたちが体験するのは1時間に180ミリの大雨です」

児童は降雨体験装置を使って大雨を模擬体験。雨量が少ない段階では平気な様子の児童でしたが、徐々に雨が強くなると…

【児童】
「きゃ~、うわ~」

【記者リポート】
「雨が重たく感じます。自分の声が雨で全く聞こえません」

【児童】
「どんどん雨の力が強くなっていって、傘を持つだけでも大変だった」

【児童】
「もし本当に(豪雨が)起きたら、家が溺れそうで怖かった」

体験を通して児童は大雨の恐ろしさや備えの大切さを学んだようです。

【児童】
Q.もし、本当に降ったら?
「すぐに避難したい」

【国交省 北陸地方整備局 北陸技術事務所 黒崎弘 副所長】
「小学生の皆さんに大雨の体験をしていただくことで、災害が起きたときにどんな行動を取ればいいか、自分の身を守る行動や防災の意識を高めていただく」

北陸地方整備局は今後も子ども向けの防災イベントを開催し、防災意識向上に向け取り組んでいくとしています。

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