沖縄・奄美で非常に激しい雨 梅雨末期の大雨に警戒 いよいよ土日は本州も梅雨入りか

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沖縄付近には梅雨前線が停滞し、沖縄・奄美で梅雨末期の大雨となっています。沖縄県南城市では降り始めからの雨量が250ミリを超えました。奄美大島の瀬戸内町でも非常に激しい雨が降ったとみられ、土砂災害の危険度が高まっています。沖縄・奄美は今夜にかけて土砂災害に警戒。
沖縄・奄美で非常に激しい雨
今日12日(水)、沖縄や奄美付近に梅雨前線が停滞し、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定な状態が続いています。午前3時33分までの1時間に沖縄県渡名喜島では1時間に62.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。沖縄本島地方に発表していた土砂災害警戒情報は解除されましたが、正午現在、大雨警報が発表中です。今夜にかけて土砂災害に警戒してください。活発な雨雲はやや北上し、奄美大島に活発な雨雲がかかっています。午前10時までの解析雨量では瀬戸内町付近で1時間に約50ミリの非常に激しい雨が降ったとみられます。瀬戸内町と宇検村には大雨警報が発表されています。
沖縄・奄美 14日にかけて「警報級大雨」の可能性

梅雨前線は、明日13日(木)にかけて奄美付近に停滞する見込みです。このため、奄美地方では今夜にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、明日も大雨が続く恐れがあります。沖縄地方も湿った空気の影響で、明日にかけて局地的に激しい雨が降るでしょう。<雨の予想>12日正午から13日正午までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)奄美北部 150ミリ奄美南部 100ミリ十島村 80ミリ沖縄本島地方 100ミリ土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に厳重に警戒してください。山の急斜面や増水した川などには絶対に近づかないでください。いったん雨が弱まっても、これまでの大雨で地盤が緩んでいる中、少しでも雨が降れば災害のリスクが再び高まる恐れがあります。今日12日(水)が大雨のピークとなりますが、明日13日(木)から14日(金)にかけて、沖縄県本島地方と奄美地方では「警報級の大雨」となる可能性があります。雨に気を付けるとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分ご注意ください。梅雨末期の大雨となっていますので、雨の情報をこまめに確認するようにしてください。
いよいよ土日に本州も梅雨入りの可能性

沖縄の雨は15日(土)にはいったん落ち着きますが、奄美は雨の降りやすい状態が続くでしょう。この週末は梅雨前線が北上し、いよいよ本州も雨が降りやすくなってきます。土日は西日本から東日本の太平洋側ほど大雨に警戒が必要です。15日(土)は、九州は朝から雨で活発な雨雲がかかり雨脚が強まりそうです。四国も昼前後は本降りの雨となるでしょう。午後は近畿や東海も次第に雨のエリアが広がり、関東も夕方から夜は沿岸部ほど雨が強まりそうです。東北も夜は雨雲がかかるでしょう。西日本から東日本の太平洋側を中心にまとまった雨となる恐れがあります。平年より遅れている今年の梅雨入りですが、防災上の観点を踏まえて、早くてこのタイミングで一斉に「梅雨入り」の可能性があるかもしれません。まだ先の予報になるため、雨の降るタイミングなどは最新情報をご確認ください。

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