強い甘みといい香りで、人気の高いフルーツの1つである桃。旬である夏には桃を食べるのを楽しみにしているという人も多いのではないでしょうか。
桃はとてもやわらかく口当たりがいいフルーツですが、そのぶんとてもデリケートでもあります。
皮を剥きカットした途端に断面の変色がはじまってしまうこともしばしば。桃の変色を防ぐ方法を、阿蘇西農園の公式サイトからご紹介します。
桃をはじめ、リンゴやバナナなど一部のフルーツは皮を剥いたりカットしたりした後、果肉が茶色っぽく変色してしまうことがあります。
その理由は、果肉に含まれるポリフェノールと酸化酵素にあります。
フルーツの皮を剥いたりカットしたりすることで、果肉に含まれているポリフェノールが空気中に含まれている酸素に触れます。
そうするとポリフェノールは酸化酵素と反応を起こし、果肉を茶色っぽく変色させてしまうのです。
変色しても問題なく食べられますが、旬のフルーツはやはり見た目もきれいなままいただきたいもの。桃の変色を防いできれいな色合いを保つにはどのような工夫が効果的なのでしょうか。
阿蘇西農園の公式サイトによると、桃の変色を予防する方法は3種類あるとのこと。早速桃の変色を防ぐ方法について詳しくみていきましょう。
塩水につけると桃の変色を防ぐのに有効です。
潮に含まれるナトリウムイオンがポリフェノールの酸化を抑え、変色するのを防ぐとのこと。塩分濃度の目安は、水1カップに対し塩小さじ5分の1ほどです。
高い濃度の塩水につけると桃本来の甘さがなくなり、味が変わってしまうことがあるため、低い濃度の塩水に浸すようにしましょう。
阿蘇西農園 ーより引用
桃の持つ甘みやおいしさを損なうことのないよう、塩分の濃さには注意しましょう。
切り分けた桃の表面にレモン汁をふりかけるのも変色を防ぐのに有効な方法の1つです。
レモン果汁をかけたらすっぱくなってしまいそうですが、桃のような甘みの強いフルーツでは少々のレモン果汁の酸味はあまり気にならないのだそう。
ケーキなど、デザートづくりの材料に使う際にも合いそうです。
砂糖水につけるのも、変色を防ぐのに有効な方法の1つです。
濃度の目安は、水1カップに対し砂糖大さじ1。5分から10分浸すと効果的です。塩水と違い桃の甘みを邪魔しないのもメリットでしょう。
桃をいつでもきれいに、そしておいしく味わうために、これらの方法をぜひ覚えておきましょう!
[文・構成/grape編集部]