真夏日地点が急増 明日は更に上昇 今週は35℃予想も 梅雨入り前の危険な暑さ警戒

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今日11日は、広い範囲で晴れて、南から暖かな空気が流れ込み、各地で気温が上昇。全国のアメダス160地点以上で最高気温が30℃以上となり、真夏日が一気に急増。明日12日はさらに気温の上がる所もあり、熱中症に警戒が必要です。今週は梅雨入り前にかなり危険な暑さに。
今日11日 真夏日地点が急増
今日11日(火)は、広い範囲で晴れて、暖かな空気が流れ込んで気温が上昇しました。午後3時までの最高気温で一番高かったのは、群馬県桐生市で33.1℃でした。前橋市や福井市、京都市など32℃以上の厳しい暑さとなりました。最高気温が30℃以上の真夏日地点数は昨日10日(月)は20地点ほどでしたが、今日11日(火)は160地点以上となり、一気に急増しました。東京都心は29.0℃まで上がり、5月24日に並び、今年最高タイとなりました。
明日12日 さらに気温上昇 熱中症に厳重警戒

明日12日(水)は今日11日(火)より、さらに気温の上がる所もあり、広範囲で真夏日となりそうです。予想最高気温は、大分県日田市では34℃、山形市や福井市では33℃、福島市、京都市、熊本市で32℃など、かなりの高温となる見込みです。関東も内陸部は広く30℃以上の真夏日となり、東京都心や横浜市などでも真夏日に迫るでしょう。北日本も気温が高くなり、北海道の北見市で30℃の予想です。まだ6月だからと言って暑さに我慢をしないでください。部屋の中ではエアコンを適切に使用するなど、万全な熱中症対策を心がけましょう。熱中症に警戒が必要です。
梅雨入り前に危険な暑さ 熱中症対策を

この先、全国的に気温が平年よりも高い状態が続くでしょう。群馬県高崎市は30℃以上の真夏日が続き、14日(金)は35℃の予想で、猛暑日になりそうです。東京都心も近日中に今年初めて30℃以上の真夏日となり、しばらく30℃前後の暑さが長続きする見込みです。連日の暑さが体に堪えそうです。暑さに弱いお年寄りや小さなお子様など、こまめに声掛けを行って熱中症にかからないように努めてください。学校の先生や部活の指導者、イベントの管理者などは万全な暑さ対策を検討し、「熱中症警戒アラート」が出たら活動を控えてください。10日間熱中症情報もぜひ参考になさってください。14日(金)まで晴れて暑さの続く所が多いですが、15日(土)から16日(日)にかけて梅雨前線が西から北上し、九州から東北まで広い範囲で雨が降るでしょう。雨が降ってもあまり暑さはおさまらず、湿気が多くかなりの蒸し暑さになりそうです。家の中でもエアコンを使用するなど暑さ対策を心がけましょう。
熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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