“佐渡島の金山”の世界遺産登録への機運が高まり、佐渡観光が注目される一方、課題となっているのは、島内のタクシー不足です。そこで、佐渡市は観光客の足を確保しようと、7月からライドシェアの実証調査を実施します。
佐渡市では現在、約50台のタクシーが稼働していますが、繁忙期には観光客のニーズに十分応えられない状況があり、課題となっています。
そこで、佐渡市は一般ドライバーが自家用車でお客を運ぶライドシェアを7月26日~9月1日の間、実証調査として行うと発表しました。
発着は両津地区や相川地区といった観光地や宿泊施設のあるエリアを想定。6月10日から約10人の一般ドライバーを募集しています。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「短時間、車で運転して地域の交通を支えようという思いがあって、応援していただける方は、ぜひ声をかけていただければと思う。よろしくお願いします」
自治体が行うライドシェアの実証調査は県内では初めてで、調査後は得られたデータを検証し、ライドシェアの導入について検討するということです。