農林水産省「そのまま使わないで」 注意喚起に「もっと広まってほしい」「注意する」

暖かい季節になると、自然を楽しむレジャーを満喫する人も多いでしょう。
しかし、楽しい時間を過ごすためには、安全対策を忘れずに行う必要があります。
特に、生肉を扱うバーベキューでは、食に関する誤った認識によって、食中毒を起こす可能性があると、農林水産省のXアカウントが注意を呼びかけました。
生肉は、新鮮かどうかに関わらず、食中毒を起こす細菌やウイルスなどを持っている可能性があります。
家畜(牛、豚、鶏など)や野生鳥獣(イノシシ、鹿など)の肉や内臓には、食中毒の原因となる細菌(特に、腸管出血性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなど)が付着しています。また、これらの中には、E型肝炎ウイルスなどの人の健康に悪影響を与えるウイルスや寄生虫に感染しているものがいることがわかっています。
このため、新鮮かどうかに関係なく、お肉や内臓を生や加熱不十分で食べると食中毒にかかり、重症化することもあります。特に、小さい子ども、妊婦、高齢者などの抵抗力の弱い方は、生では食べないように、また、食べさせないようにしましょう。
農林水産省 ーより引用
食中毒を発症すると、発熱やおう吐や下痢などの症状が現れるだけではなく、最悪の場合は命に関わってしまいます。
農林水産省によると、肉を焼く際には「肉は十分に加熱する」「調理器具と食器は使い分ける」という点に注意してほしいといいます。
飲食店やバーベキューなどで、自分で肉を焼きながら食べる場合は火加減が難しく、生焼けになることがあります。意識的に中心部まで十分加熱することを心がけましょう。
また、箸やトングなどの食器や調理器具を通じて食中毒の原因となる細菌などが口に入ることがあります。
生の肉をつかむ調理器具と、加熱後の食品や料理を取り分けたり、食べたりする時に使う箸は、必ず使い分けましょう。
農林水産省 ーより引用
肉の焼き加減として、『レア気味』を好む人もいますが、自分で肉を焼いて食べる場合には、しっかりと中心部まで加熱してください。
また、生肉を焼く際に使った調理器具は、加熱後の食品や皿に触れないよう、必ず別のものを使いましょう。
万が一、生肉に触れた調理器具で、肉や野菜を取り分けてしまった際には、「少しの量なら大丈夫」と思わず、皿ごと廃棄してくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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