7人制ラグビー女子・原わか花 悔しさ残った東京五輪…パリでは「メダルかけて帰りたい」【新潟】

パリオリンピックへの出場権を獲得した7人制ラグビー女子日本代表・サクラセブンズ。東京に続き、2大会連続のオリンピック出場をねらう新潟市出身の原わか花選手に意気込みを聞きました。

5月22日、埼玉県のグラウンドで行われていたのは、7人制ラグビー女子日本代表・サクラセブンズの合宿。

すでに出場権を獲得しているパリオリンピックの代表候補として活躍を期待されているのが新潟市秋葉区出身の原わか葉選手です。

【原わか花 選手】
「体の調子は上がってきているし、東京五輪のときよりも勢いだけじゃないというか、心と体のバランスをとりながらプレーできている」

原選手は3年前、日本代表のメンバーとして初めてオリンピックを経験。夢の舞台でトライを決めますが、チームは全敗…最下位で大会を終えました。

【原わか花 選手】
「最善のことをやってきたと思って東京五輪を迎えたが、立て直しができないまま、あっという間に試合が終わってしまった」

その悔しさをバネに、東京オリンピック後も代表として国際大会を戦ってきた原選手。東京オリンピックから3年がたった今、自身の変化を感じています。

【原わか花 選手】
「東京のときは、いけいけごーごーで勢いだけで突き進んでいたが、代表歴も長くなり、歳も重ねて落ち着いて自分を客観視できるようになった」

自分だけでなく、チームのことをよく考えられるようになったという原選手。チームの良い雰囲気づくりにもひと役買っています。

【原わか花 選手】
「ずっと一緒に生活しているので、みんな気心知れた仲。明るさが自分の取り柄だと思っているので、チームの雰囲気を少しでも明るくしていけたら良いなと思っている」

胎内市出身の高橋夏未選手など、これからの成長が期待される若手からも慕われています。

【高橋夏未 選手】
「(原選手は)周りを見て率先して行動してくれたりするので、良い人だなと思う」

明るい雰囲気に比例するようにチームの状態も整いつつあります。

去年12月から5月まで強豪国が半年間にわたり7大会を戦う“ワールドシリーズ”でサクラセブンズは2度、ベスト8に入っています。

【原わか花 選手】
「ベスト4にも手が届きそうな位置に来ているので、今やっていることを極めていき、しっかり発揮できれば、サクラセブンズの歴代の中で一番メダルに近いのではないかと思う」

チームの躍進に貢献する原選手にチームも期待しています。

【鈴木貴士ヘッドコーチ】
「スピードが持ち味なので、そういった部分を試合で出してくれて、すごく良いと思うので、彼女の良い部分。あと2カ月でさらに引き出していきたい」

パリを戦い抜いた後には「新潟に帰省したい」と話す原選手。多くの声援を力にパリでの活躍を誓います。

【原わか花 選手】
「大会が近づくにつれて、一番応援の声を届けてくれるのは新潟の人だと思っている。私に限らず、家族も新潟の皆さんから勇気や元気をもらっているので、感謝の思いを、プレーを通してパリの舞台で伝えたいと思っている」

Q.パリ五輪が終わったらどんな姿で帰ってくる?
「メダルをかけて帰りたい!」

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