エアコンのホースから水が出ない コレって故障? 企業の説明に「なるほど」

エアコンの冷房作動時に外のドレンホースから水が出ることを知っている人は多いでしょう。
逆に水が出ていないと、「エアコン内部に溜まっている?もしかして故障?」と焦ってしまうかもしれません。
実は、冷房を運転しているからといって常に水が出るわけではないのだとか。その理由を見ていきましょう。
エアコンの冷房や除湿を運転している時にドレンホースから水が出てこないと、エアコンが壊れてしまったのではないかと心配になるかも知れません。
エアコンのドレンホースについて解説しているのは、『Panasonic』(以下パナソニック)の公式サイトです。
『ドレンホース』とは、エアコンの冷房を作動させた時に室内機から発生した水を排出させるためのホースです。室外機の周りを見ると、細いチューブのようなものが見えるはず。それがドレンホースです。
冷房や除湿運転時にドレンホースから水が排出されないと心配になりますが、パナソニックの公式サイトによると「部屋が冷えていれば問題ない」とのこと。
ドレンホースから水が出る時と出ない時がある理由は、以下の通りです。
お部屋の空気中に含まれる水分量は、環境(室内外の温度、湿度、お部屋の気密・断熱性など)により異なります。そのため、結露水が大量に出たり、まったく出なかったりします。
パナソニック ーより引用
冷房・除湿運転時に水が排出される仕組みを確認しましょう。
1.部屋の空気をエアコン本体に取り込みます。2.取り込んだ空気は、エアコン本体内部の熱交換器で急激に冷やされます。3.空気中に含まれている水分が水滴となって結露が発生し、熱交換器に付着します。4.冷やした空気を部屋に放出します。5.熱交換器に付着した結露水は、ドレンホースを通って室外機から排出されます。
エアコンの冷房・除湿を運転している時に、ドレンホースから水が出ない理由を解説しました。いつも水が出ていたのに急に出なくなると心配になりますが、排出されなくても部屋が十分に冷えていれば問題ないので安心してください。
[文・構成/grape編集部]

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