すぐに水を沸かすことができる電気ケトルを日常的に使っている人も多いでしょう。
便利な電気ケトルですが、「水以外のものを入れてもいいの?」と考えたことはありませんか。その疑問にお答えします。
電気ケトルはお湯を短時間で沸かしてすぐに熱湯を用意できるため、コーヒーを飲みたい時やちょっとお湯が足りない時に便利なアイテムです。
「水を沸かすことができるのなら、ほかのものを入れてもいいのでは?」と考える人もいるかも知れません。スープや牛乳などを直接入れて温めることができるとしたらより便利ですが、それは正しい使い方なのでしょうか。
大手総合電機メーカー『HITACHI(日立)』の公式サイトでは、お客様から寄せられることの多い質問がまとめて掲載。
電気ケトルについても、困った時に関する質問や使用する際のポイントなどが載せられているほか、「スープ・お酒など水以外のものをいれてもいいのか」という質問にも回答しています。
水以外のものは入れないでください。故障の原因や、入れたものがふき出してやけどのおそれがあります。
HITACHI ーより引用
電気ケトルは水を沸騰させるために製造されているため、それ以外のものを入れると、泡立ちが起こって吹き出すなど、通常通りに作動しなくなってしまいます。また、吹き出した時に激しく飛び散って、やけどをする恐れもあるでしょう。
さらに、注ぎ口の詰まりやケトル内の焦げ付きができてしまうと、そこが腐食することもあります。
その焦げ付きによって汚れが取りにくくなり、再度水を沸騰させた時に焦げや汚れが混ざってしまう可能性も考えられるでしょう。
そういった事態を防ぐため、電気ケトルにはスープやお酒、牛乳など水以外のものは入れないようにしましょう。
「ちょっと温めるだけだから」と、間違った使い方はNG。説明書を読んで、『禁止』と記載されている場合は絶対にやめましょう。
ただし、水以外のものも温められるマルチな使い方ができるタイプのケトルもあるため、購入する前によく確認しておくことをおすすめします。
[文・構成/grape編集部]