“草津町バッシング”元議員の謝罪に「今更!?」「全てが遅い」と非難続出

《私はかつて元草津町議の性被害疑惑について投稿しましたが、本年4月の前橋地裁判決で元町議の虚偽告白が明らかになりました。十分に事実を確認せず行き過ぎた言動があったことを認め謝罪いたします。投稿も削除します。町長や町議会の皆様、関係者に多大な迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます》
6月3日、元衆議院議員でジャーナリストの井戸正枝氏(58)がXを更新。“草津町騒動”に関する自らの不適切な発言を謝罪した。
騒動の発端は19年、群馬県草津町にて新井祥子元町議が「町長室で黒岩信忠町長と性行為をした」と告発したことだった。新井氏はその後、記者会見を行い、性被害を訴えている。
新井氏は20年12月に住民投票でリコールが成立し、失職したが、これに抗議する「草津フラワーデモ」が行われ、21年2月には「新井祥子元草津町議を支援する会」が立ち上げられた。
井戸氏はXでこのデモへの賛同を表明。さらに、『草津町で考える 地方議会と「セカンドレイプ」』という記事をメディアに寄稿するなどし、黒岩町長や町議会を批判していた。
しかし、23年11月、新井氏は一転してレイプ被害の訴えが虚偽であったことを認めている。今年の4月17日には黒岩町長が新井氏に対して名誉棄損の損害賠償を求めた訴訟の判決で、前橋地裁が新井氏の証言を「虚偽」と認定した。その後、黒岩町長はメディアの取材に対し、こう答えている。
《インターネット上で『草津町民は黒岩と一緒になって新井さんをセカンドレイプしている』といった書き込みもあった。被害者を名乗る女性の主張ばかりが世間で採用され、私の主張は何も通じなかった(中略)
一部、ネットで『間違った』『申し訳なかった』というコメントを掲載した所もあったが、これだけ騒がせたのだ。本来草津町に来て謝るべきではないか。寄ってたかって叩いておいて、都合が悪くなると逃げだして…》(『産経新聞』24年4月30日付)
4月17日に地裁で新井氏の証言が虚偽と認定してから約1カ月半後に謝罪した井戸氏だが、Xでは次のような声があがっている。
《今更!?本心から申し訳ないと思ってるならもっと早い タイミングがいくらでもありましたよね?》《全てが遅い 遅いというのは言い訳を考え逃げようとしてる証拠》《タイミングを逃すと、どんな謝罪も薄っぺらく無意味に感じる 判決出た時点ですぐ謝罪してたら、「少しはまともな人かも」と評価してもらえたのにね》
なお、井戸氏は5月31日に次期衆院選の東京4区の国民民主党の公認候補に内定している。今後、公人となればこれまで以上に迅速な対応が求められるかもしれない。

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