都心に雨柱 雷も 発達した雨雲が接近中 今夜遅くまで「激しい雨」が降り大雨の恐れ

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3日月曜は、関東で大気の状態が非常に不安定なっていて、都心に発達した雨雲が近づいています。東京・池袋のサンシャイン60ビル54階から見た空には「雨柱」や「雷」が確認でき、発達した積乱雲の下で局地的に雨が強まったとみられます。今夜遅くにかけて、天気の急変に十分ご注意下さい。
東京都心に「雨柱」「雷」も撮影

3日月曜は、関東など、東日本の上空約5500メートルに氷点下15度以下の「この時期としては強い寒気」が流れ込んでいます。一方、地上気温が上昇したため、関東では、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴って激しい雨の降っている所があります。東京・池袋のサンシャイン60ビル54階から空を見ると、南西方向に「雨柱」が確認できました。積乱雲が発達しており、この「雨柱」の下では、雨が強まったと思われます。また「雷」が落ちる瞬間も撮影できました。埼玉県所沢市では、15時58分までの1時間に31.0ミリの「激しい雨」を観測しました。
今夜遅くまで「局地的な大雨」

雨雲レーダーを見ても、3日月曜16時40分現在、東京都心を含め、関東のあちらこちらで、雨雲が発達しています。関東では、3日月曜夜遅くにかけて、大気の不安定な状態が続きそうです。雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。3日月曜に予想される1時間降水量は、関東の多い所で40ミリです。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。さらに、雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷による停電・竜巻などの激しい突風にも、ご注意ください。
局地的な大雨(ゲリラ豪雨)の前兆

局地的な大雨(ゲリラ豪雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。① 「真っ黒な雲が近づいてきた」ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。② 「雷の音が聞こえてきた」ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。③ 「急に冷たい風が吹いてきた」発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

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