「テニスの王子様のロゴと似てる」話題のライスペーパー メーカーに真相を直撃した結果…

生春巻きを作る際、欠かせないライスペーパー。きゅうりやエビ、鶏肉、サーモンなど好きな具材を入れ、チリソースに付けて食べると絶品だ。
ネット上では、ある食品メーカーのライスペーパーが「人気テニス漫画」のロゴに似ているとたびたび話題になる。真相をメーカーに聞いてみると…。
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今回紹介するのは、ユウキ食品から販売されている業務用ライスペーパー。パッケージには黄色い背景に、赤字のロゴで「ベトナム産ライスペーパー」と記載されている。

このロゴが、漫画『テニスの王子様』のロゴと似ているというのだ。『テニスの王子様』は1999年から2008年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されたテニス漫画。テニスの名門中学校「青春学園」に入学した主人公・越前リョーマがライバルたちを倒していく物語で、2000年代に絶大な人気を博した。

そんな人気漫画のロゴは、テニスボールに見立てた黄色い背景に赤色で作品名が書かれており、たしかにライスペーパーのロゴと似ている…。

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『テニスの王子様』とそっくりなライスペーパーのロゴは、定期的にネット上で話題になる。
「書体が似てる」「巨大化したり、2枚になったりして」「ライスのペーパー様ですね」「デカ過ぎんだろ……」など、テニプリファンも様々な反応を示している。
ライスペーパーのロゴは人気漫画を意識したのか、はたまた「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王雅治ばりの“イリュージョン”によるものなのか…。真相を解明するため、ユウキ食品に取材した。
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話題の「ベトナム産ライスペーパー」のデザインの由来を尋ねた。ユウキ食品の担当者は、「当時、ラベルデザインのやり取りがFAXや郵送だったので、デザインの由来などの記録は残っておりませんでした。現在のデザインになったのは2000年前後であることは分かっております」と説明する。

2000年前後ということは、『テニスの王子様』の連載時期とも重なる。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは、「もともと、ライスペーパーの取り扱いの歴史としては、弊社の関連会社ユーキトレーディングの創業者が日本に輸入を始めたのがきっかけです。『テニスの王子様』との関連性はなく、偶然似たデザインになったのかと思われます」という回答が得られた。
ユーキトレーディング公式サイトによれば、同社の創業者は1980年代からベトナムのライスペーパーを日本に輸入することを考え、そのための手続きをしていたという。紆余曲折を経て、ユウキ食品で取り扱うようになったそうだ。
こうした経緯を考えると、『テニスの王子様』との関連は薄いのかもしれない。

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1990年代のエスニックブームもあり、ライスペーパーは我々の身近な存在になった。家庭で生春巻きを作ることも多いだろう。
せっかくなので、ユウキ食品のライスペーパーの魅力も聞いてみた。担当者は、「透明度が高く具材の彩りが綺麗に見え、もちもち食感が強いのが特徴です」と話す。
ちなみに、ライスペーパーの保管場所に関して、担当者からは、「冷蔵・冷凍での保管はライスペーパーの乾燥が進んでしまい、割れの原因になってしまうので推奨しておりません。直射日光・高温多湿を避けて常温で保存してください」という耳寄りな情報も寄せられた。
ユウキ食品のライスペーパーで生春巻きを作れば、“天衣無縫”の美味さになること間違いない!?

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斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

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