藤井聡太八冠は過密日程の中で、どうやって体調を維持しているのでしょうか?視聴者から寄せられた藤井八冠に関する疑問を、師匠である杉本昌隆八段にぶつけました!
杉本昌隆八段「好きである気持ちを、ずっと持ち続けること」 師…の画像はこちら >>
(大石邦彦アンカーマン)「対局続きで体調管理が大変だと思うんですが、ベストな体調を保つ秘訣はあるんでしょうか」(杉本昌隆 八段)「質のいい睡眠は、すごく大事にしている。携帯電話を見るときも色をカラーから白黒に変えていると聞いたこともある。夜見るときはカラーにしない、みたいな」
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続いての疑問は「藤井八冠が将棋以外で好きなことは?」(杉本八段)「電車の旅とかは好きかもしれないですね。チェスも趣味だから、詰めチェスを解いたり。名人戦の前にアザラシと戯れていたのは楽しそうでしたね」
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(大石アンカーマン)「杉本師匠から見て藤井八冠の強さは?」(杉本八段)「好きである気持ちを、ずっと持ち続けること。感想戦が好きな人は、基本的に将棋が好きですよね」
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(大石アンカーマン)「藤井八冠は負けたのに笑顔でやってますよね」(杉本八段)「あれは残業で、お金もらえないし。対局するのが仕事であって、感想戦はする必要ないんですよ。関係者泣かせのときもあって。あまりにも長いと後の打ち上げの食事が準備されているケースもあるので。『そろそろ、この辺で』と関係者の人は言いたいんだけど、本当に楽しそうだから言えない、みたいな…」
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その藤井八冠から「叡王」を奪おうしているのが、同学年の伊藤匠七段です。(大石アンカーマン)「伊藤匠七段の強さは?」(杉本八段)「安定感がある、無駄がない。形勢をリードして自然に勝ちきることが非常にうまい。現将棋界で藤井八冠に一番近い棋風なのが伊藤七段じゃないかと思う」
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あす(31日)の叡王戦は、藤井八冠の苦手な後手番です。(杉本八段)「藤井八冠からすると後手番のときに少し苦労する感じがある。ただ一局通して考えたときに、将棋は最後までノーミスで行くことは、ほぼ不可能に近いので1回や2回ミスが出る。それをとがめることができれば、ひっくり返すことも可能」