新潟県の花角知事が5月27日、齋藤健経産大臣と面会し、日本海側におけるメタンハイドレートの開発の促進に向けて技術開発にかかる予算の確保などを要望しました。
日本海沿岸の12府県で構成される連合の会長として27日、花角知事が齋藤経産大臣に要望したのは、日本海側におけるメタンハイドレートの開発促進についてです。
【花角知事】
「しっかり技術開発や調査検討を、最大限予算を確保して進めていただきたい」
天然ガスの主成分を含み、日本海沖に存在が確認されている表層型メタンハイドレート。
政府は今年3月に改定した計画で2030年度までに民間企業が主導する商業化に向けたプロジェクトの開始を目指すとしています。
こうした中、花角知事はメタンハイドレートをめぐる状況について「進んだ感じが見えない」とした上で、齋藤大臣へ目標に向けた技術開発や調査検討を進めるよう求めました。
【花角知事】
「やはり、この資源開発が地域にとって活性化につながるような形にしてもらいたいということが思いにあるわけなので、それも合わせてきょう大臣に強くお話をした」
要望に対し齋藤大臣は「将来の商業生産を可能とするように技術開発に取り組んでいきたい」と話しました。