小池百合子知事 定石「後出しじゃんけん」では自信なし!? 29日都知事選出馬表明へ

東京都の小池百合子知事(71)が、任期満了に伴う6月20日告示、7月7日投開票の都知事選に3選を目指して立候補する意向を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。2期目最後となる、29日開会の都議会定例会で表明することも視野に調整中。子育て支援など都政の継続を訴えるとみられる。
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出馬表明が告示ギリギリであればあるほど、話題を集めたまま選挙戦に突入できる。表明は他候補よりも後出しが定石。特に注目度の高い都知事選ではその傾向が強い。
議会日程の都合という側面もありそうだが、今回の小池氏の表明時期について、都関係者は「かなり早い。焦っているという印象だ」と指摘する。背景にあるのが今年4月の目黒区長選と衆院・東京15区での支援候補の敗北。「神通力の低下が露呈してしまった」(同関係者)とみる。
15区の補選を見ていたという同関係者は「乙武候補の劣勢が報じられても、小池氏は現場に出てマイクを握っていた。都知事選のようだった」と思い返す。また、自民党関係者は「水面下では、小池さんがかなり早い段階から支援団体回りをしていると聞いていた。珍しいこと。ギリギリの出馬表明という“後出しじゃんけん”で、風を起こす自信がないのだろう」と心境を推測した。

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