クリーンエア・スカンジナビアは、「加熱式たばこの喫煙所問題」に関する調査結果を発表した。調査は2023年11月27日~30日、20~60代の加熱式たばこを使用している男女300名を対象にインターネットで行われた。
従来の紙巻きたばこに対する印象を聞いたところ、「においやヤニがつきそう」(159票)、「健康リスクが高そう」(133票)、「副流煙で周囲に迷惑をかけそう」(127票)が上位に。加熱式たばこのユーザーは、こうしたリスクなどを避けるために、加熱式たばこを選択しているよう。
しかしながら、67%のユーザーが「加熱式たばこを吸うにあたって、肩身の狭い思いをしている」ことが明らかに。特に、「非喫煙者からの視線が気になる」「喫煙場所がなく、我慢を強いられる」「たばこ臭いと指摘された」などのシーンで悩むユーザーが多いことがわかった。
続いて、加熱式たばこを吸う際の理想的な環境について質問したところ、「十分な広さがあり、混雑しない喫煙スペース」(144票)、「紙巻きたばこ派と分かれた、加熱式たばこ専用の喫煙スペース」(142票)、「職場内に設置されており、移動時間がかからない喫煙スペース」(121票)が上位に。
一方、求める機能としては「タバコの煙やにおいがスペースに漏れない機能」(163票)が最も多く、次いで「服ににおいがつかない、強い脱臭・消臭機能」(151票)、「自動換気機能」(123票)と続き、多くの加熱式たばこユーザーは、十分なスペースがあり、移動などの手間がかからず、なおかつにおい対策がしっかり施されたクリーンな喫煙環境を理想としていることがわかった。
最後に、「職場に加熱式たばこ向けの喫煙スペース(喫煙ブース)が欲しいと思いますか?」と質問したところ、57%が「はい」と回答。加えて、22%が「すでに導入されている」と回答。「いいえ」と答えた人の割合は22%だった。