天候不順などの影響で野菜の価格が高くなっています。中でもキャベツは、例年の倍の価格になっています。
【松村道子キャスター】
「新潟市西区のスーパー。店に入ってすぐの所にキャベツが積まれています。ひと玉、税込み343円という価格です」
農林水産省によりますと、国内の主要卸売市場の平均卸売価格はハクサイ・ダイコン・キュウリなど、多くの野菜で去年の価格を大幅に上回っています。
【客】
「野菜サラダが好きだから買うけど高すぎる」
【客】
「野菜は控えている」
中でも、キャベツの高騰は顕著だといいます。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「キャベツは4月から値段が上がり始めて、5月初旬に一番値段が高くなった」
一時は、ひと玉600円だったというキャベツ。現在、この店では300円台まで落ち着きましたが、それでも例年の倍の価格です。
価格高騰の理由は春の天候にありました。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「春キャベツは4月に流通するが、出荷の時期に気温が高かったみたいで、前倒しで出荷が終わってしまった」
さらに、その後、気温が下がったことで出荷が鈍り、品薄状態に拍車がかかったといいます。
こうした中、人気が続いたのはカットされたキャベツです。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「高いときは4分の1でも8分の1でも。手に取りやすいよう工夫して店に出している」
【キャベツを買った人】
「(キャベツは)生で千切りにしたり、色んなものに入れる。どうしても、やっぱり冷蔵庫に入っていないと」
家庭で出番の多いキャベツ。この店では、今後、県産を中心とした夏キャベツが流通することで価格が落ち着いてくるとみています。