シーリングライト裏の『黒いスポンジ』 どんな役割? 企業の説明に「腑に落ちた」

自分でシーリングライトを取り付ける際、本体裏面に張り付いている「スポンジ」が気になったことはありませんか。取り外したほうがいいのかどうか、悩む人も多いでしょう。
家電メーカーであるPanasonic(以下パナソニック)の公式FAQに掲載された情報より、スポンジの意味や正しい対処法を紹介します。
新たに購入したシーリングライト。外箱を開けて本体を取り出してみると、裏面に黒いスポンジが貼り付いていることに気付くでしょう。
実はこのスポンジは、きちんと意味があって取り付けられているパーツなのです。
本体背面の黒いスポンジは、クッションの反発力により本体を安定させる役割があります。
また、カバーの取り付けや取り外しの際、本体の供回りを防ぐ役割も担っておりますので黒いスポンジは外さないでください。
パナソニック ーより引用
「スポンジは運搬中の衝撃を和らげるもの」という認識から、取り付けの際には外して捨ててしまう人が多いかもしれませんが、付けたままで天井に装着すればOKです。
シーリングライトを取り付けた後も、天井面と本体との隙間を埋め、本体を安定させてくれるでしょう。
また、カバーを取り付けたり取り外したりする際には手で回転させることになりますが、本体が一緒に回ってしまうのを防ぐのも、このスポンジの役割なのです。
シーリングライトを支えるために重要な役割を担っているスポンジですが、時間とともに経年劣化していきます。この場合の対処法について、パナソニック公式FAQでは以下のように解説中です。
カバーの取り付けや取り外しの際に、スポンジの経年劣化などにより本体が一緒に回る場合は、安全のため2人作業(本体を固定する人+カバーを回す人)で行ってください。
パナソニック ーより引用
スポンジが劣化した場合、カバーの取り付け・取り外しが困難になります。まずは安全性を第一にして、シーリングライトを取り外しましょう。
劣化したスポンジをそのまま使い続けると、本体のぐらつきや天井の汚れの原因になります。ボロボロに崩れていたり、べたつきが気になったりする場合は、きれいに取り除いて新しいものに交換するのもおすすめです。
シーリングライトの寿命は約10年で、スポンジが劣化するのもだいたいその時期といわれているため、照明器具ごと交換するのもおすすめの方法です。
色味や節電性能にもこだわって、新たなライトを選択してみてはいかがでしょうか。
スポンジの役割を知らなければ、「一体なぜライトの裏面にスポンジなんて…」と不思議に思ってしまいがちです。
実は重要な役割を果たしている部品で、貼り付いているのが正しい状態となります。取り付け時にはがしてしまわないよう、十分に注意してくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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