新潟市北区の飲食店経営le chene(ル シェーヌ)が新潟地裁から破産開始決定を受けたことがわかりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、le cheneは飲食店の経営を目的に2015年11月に設立され、2015年12月に新潟市中央区でフランス料理店「80万人のためのフレンチOV(オヴィ)」をオープン。
コース料理の提供をメインに、オードブルや弁当販売なども手掛け、2019年5月期は1828万円の売上高を計上していました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛等の影響で客足が低迷し、売上高は伸び悩みの状況が続き、2022年8月末をもって店舗を閉鎖。
その後は飲食店の受託経営や出張販売を手掛けていましたが、経営環境は厳しく2023年5月期の売上高は約700万円に落ち込んでいました。
また、物価高の影響なども加わり、赤字経営を強いられていたもので資金繰りも限界に達し今回の事態に至りました。
負債総額は約2600万円に上るとみられています。