リクルートが運営する「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」は、東京駅まで30分圏内にある駅の中古マンションの価格相場の調査結果を5月17日に発表した。同調査は、2023年8月~2024年2月の期間、駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数40年未満、敷地権利は所有権のみで、シングル向け:専有面積20平米以上50平米未満、カップル・ファミリー向け:専有面積50平米以上80平米未満の物件で、SUUMOに掲載されている東京駅まで電車で30分圏内の駅を対象に行われた。
【シングル向け】東京駅まで電車で30分以内にある中古マンションの価格相場が安い駅ランキング
「シングル向け」の1位は東京都大田区の「都営浅草線西馬込駅」で価格相場は2790万円。最短所要時間の約28分を狙う場合は、新橋駅より手前の泉岳寺駅で途中下車して行き先違いの都営浅草線へと乗り継ぐため「乗り換え2回」と記載しているが、新橋駅まで1本で行ってJR東海道本線を利用する「乗り換え1回」のルートでも、東京駅まで30分以内に行くことが可能という。
2位には価格相場が同額2980万円となった、「東京メトロ丸ノ内線方南町駅」と「JR京浜東北・根岸線鶴見駅」がランクインした。方南町駅は東京都杉並区、鶴見駅は神奈川県横浜市鶴見区に位置している。
今回のランキングのなかで、東京駅までの所要時間が最短なのは価格相場が同額3480万円で11位にランクインした「JR常磐線三河島駅」と「JR総武線亀戸駅」。両駅から東京駅までは、約12分で到着する。
【カップル・ファミリー向け】東京駅まで電車で30分以内にある中古マンションの価格相場が安い駅ランキング
「カップル・ファミリー向け」の1位は千葉県松戸市にある「JR常磐線松戸駅」で、価格相場は3380万円。JR上野東京ライン直通の常磐線に乗ると、約27分で東京駅に到着する。
2位には東京都足立区にある、「つくばエクスプレス六町(ろくちょう)駅」が価格相場3399万円でランクイン。東京駅までは、まず南千住駅に出てからJR上野東京ライン直通の常磐線に乗り換えると、1位・松戸駅と同じ所要時間の約27分で到着できる。
3位には価格相場3480万円となった3駅が並び、「京成本線堀切菖蒲園駅」、「JR京浜東北・根岸線蕨(わらび)駅」、「つくばエクスプレス青井駅」がランクイン。
3駅のうち東京都足立区にある青井駅は、2位の六町駅から乗り換え駅である南千住駅方面に向かって1駅目。東京駅まで約24分という所要時間は、このランキングの駅では最短となっている。