電話番号「0110」は警察ではない可能性 相次ぐ偽装詐欺に「これは怖い」「信じてしまいそう」の声

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実在の警察の電話番号を偽装表示させて現金をだまし取ろうとする特殊詐欺事件が相次いでいることが報じられ、Xでは一時トレンド入り。ユーザーからは驚きの声があがっている。

報道によると、高知県警を名乗る人物から「口座が詐欺グループに利用され、容疑者になっており、逮捕されないためには保釈保証金が必要」との電話を受けた男性が約800万円をだまし取られる事件が発生。
着信のあった電話は末尾が「0110」で、実際の高知県警察本部の代表番号になっており、男性は本物の警察だと信じ込んでしまった。ただ、その電話番号の前には、国際電話を示す「+1」から始まる番号も表示されていた。

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同様に警察の電話番号を偽装表示する特殊詐欺事件が昨年ごろから相次ぎ、「NTTの未納料金がたまっている」「あなたの電話から詐欺メールが多数送られている。口座と残高を教えてほしい」などと不審な連絡を受けた事例も。
海外でも同様の事件が発生しており、在ニューヨーク日本国総領事館が昨年4月、米国の地元警察やFBI、社会保障局などを装う番号からの電話が在留邦人にあったとして、注意を呼びかけていた。

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これらの偽装電話番号は、インターネット回線とともに専用のプログラムやアプリを使うことで、相手側に任意の番号を表示させることができるという。
一部の府県の例外を除き、大半の都道府県では各警察署の番号の末尾は「0110」になっているが、落とし物の確認や事故の連絡など、実際に警察署からの電話があることも。警察が電話で金銭を要求することはないため、不審な電話はすぐに切った上で、自分から正しい番号を検索してかけるなど、注意したほうがよさそうだ。

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Xでは「これは怖い…信じてしまいそう」「年々巧妙になってるな」「どんどん巧妙になってきて怖いわ」「着信の番号も変えられちゃうなんて何も信用できなくなるよね」「これ慌てて出てしまいそう。気をつけよう」といった声が。
また、「この話が広まったら確実に出ない人が増えるけど、緊急の要件なら後々困る人も出てくるはず」との指摘も。
さらに、「勘違いしてる方多いけど、末尾0110は警察『専用』ではないですよ」「かけ直すがベストかなぁ。きた番号じゃなくて名乗った警察の本来の番号に。調べれば出るし」というコメントもみられた。

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