パソコン画面に「ウイルスに感染」 電子マネー4万円分買い求める70代男性 声掛け詐欺被害防ぐ 読谷村のファミマ長浜店2人に感謝状

【読谷】コンビニ利用客の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、嘉手納署(仲田州秀署長)は13日、読谷村ファミリーマート長浜店の新垣千賀子店長(41)=同村=と、従業員の伊波亜沙美さん(41)=恩納村=に感謝状を贈呈した。
同署によると4月30日、読谷村内に住む70代男性がパソコンの修理名目で架空料金を請求するサポート詐欺にだまされそうになった。
パソコンの画面には「ウイルスに感染したので、修理します」と表示があり、修理業者を名乗る相手の電話番号とメールアドレスが載っていたという。男性は電話をかけて相手の指示に従い、コンビニを訪れて電子マネー4万円分を購入しようとした。高額であったことからレジで対応した伊波さんが新垣店長に報告。警察への相談を勧めた。
同店で6年半勤める伊波さんは「男性に被害がなくて良かった」と安堵(あんど)の表情。新垣店長は「身近な犯罪だと思っていなかったのでびっくりした。高齢者の利用客も多く、従業員一同気を付けていきたい」と話した。
仲田署長は「積極的な声かけと、機転の利いた対応で詐欺を未然に防いでくれた」と感謝した。(社会部・玉那覇長輝)

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