在来線や新幹線を利用する際にかかるのが、乗車券をはじめとした切符の料金。
料金は、大人と子供で大別されていますよね。
子供用の切符は、大人用に比べて割安で設定されている場合がほとんどでしょう。
そんな子供用の切符の使用条件について、気になったことはありませんか。
「12歳の子供がもうすぐ小学校を卒業するのですが、いつまで『こども』の切符で乗車できますか?」
東海旅客鉄道株式会社(通称:JR東海)のウェブサイト内『よくいただくご質問』には、そんな質問が掲載されています。
前提として、JR東海が定めている切符の区分は4つ。『おとな』『こども』『幼児』『乳児』です。
6歳未満が当てはまる『幼児』と『乳児』は無料ですが、6歳以上が該当する『こども』から、料金がかかってくるのだといいます。
ここで気になるのが、『こども』から『おとな』の料金に切り替わるタイミング。JR東海は質問に対し、以下のように回答しています。
12歳の小学生のお客様は、「こども」のきっぷをお使いいただけます。文部科学省令が学年は4月1日に始まり3月31日に終わると規定していることから、JRでは、小学校の卒業式の後であっても、卒業する年の3月31日までは「こども」のきっぷをお使いいただけることとしております。
一方、その年の4月1日以降は、中学校の入学式前であったとしても、「おとな」のきっぷをお使いいただくこととなります。
JR東海 ーより引用
『12歳の小学生』は、『こども』の切符を使用できるそうです。
JR東海は6歳~12歳未満を『こども』、12歳以上を『おとな』と区分しているものの、例外として、小学生であれば12歳を迎えていても『こども』とみなすのだといいます。同様に、6歳でも小学校入学前は『幼児』とみなされるそうです
また、小学校の卒業後も、卒業した年の3月31日までは『こども』の切符を使えるのだとか。
あらかじめルールを正しく知っておけば、子供のために切符を準備する際、迷わずに済みそうですね。
今回はJR東海における切符のルールを紹介しましたが、鉄道会社ごとに細かな違いはあるでしょう。
各社のルールを知っておき、日本全国のエリアで快適な陸の旅を楽しんでみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]