玉川徹氏、「つばさの党」黒川敦彦代表ら逮捕を解説「実質的に他の候補者の演説を妨害した」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は17日、衆議院東京15区の補欠選挙での「つばさの党」による選挙妨害の問題で、警視庁が公職選挙法違反の疑いで「つばさの党」の黒川敦彦代表や根本良輔幹事長ら3人を公職選挙法違反の疑いで逮捕したことを速報した。
捜査関係者によると、黒川代表ら3人は先月、江東区で他の陣営の演説を拡声器などで妨害した公職選挙法違反の疑いがもたれている。
コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は今回の逮捕に「候補者が他の候補者の演説を妨害するっていう想定がそもそも我々の中になかった」とし「実質的に他の候補者の演説を妨害したというふうな疑いをもって逮捕に至ったと思います」と指摘した。
さらに「よく主張の中に2019年の参院選挙で北海道で安倍元総理にヤジを飛ばした男女を警察が排除をしたんですね。これが表現の自由に抵触するということで今、裁判控訴審まで終わっているんですけど、これと(つばさの党の行為が)一緒じゃないかみたいなことをいう人がいるんですけど、本質的にまったく違います」とし「北海道のケースは、あくまで為政者が演説する時に聴取である一般の有権者がそれに対して違うんじゃないか?という意思表明を表現の自由の下で行ったことであって、そこで選挙を妨害したというふうなことにはならないというのが今まで控訴審の判断です。控訴審でも例えば、原告らのヤジは公共的政治的表現の自由だと認めています」と解説した。
続けて「しかし、今回は一般聴衆が政治的なことに対して発露としてヤジを飛ばすことではなくて拡声器などを使って他の候補者の演説を実質的に妨害されたと訴えていますので、それは本質的に違うと私は思うので今回逮捕されたことは警視庁もそういう認識だと思います」と指摘していた。

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