LIFULLは5月8日、「複数路線を利用できる家賃の安い駅ランキング」の東京編および東京23区編を発表した。
同ランキングは、2023年4月~2024年3月に「LIFULL HOME’S」に掲載された40m2未満の賃貸物件のうち、複数路線が利用できる東京都内の駅(JR中央線とJR総武線など複数路線の重複区間は除く)を対象に、駅徒歩20分以内の賃貸物件を抽出。管理費を含む額賃料から中央値を算出した。
東京編の1位は、高尾山が身近にある「高尾駅」。JR中央線、京王高尾線のどちらでも新宿へ行くことが可能でありながら、家賃はダントツに安い5万1,000円。自然豊かな環境でありながら利便性もある駅といえそう。
続く2位は、新宿まで25分、吉祥寺まで15分、立川まで5分程度で行くことができる「西国分寺駅」(62,000円)。また、武蔵野線で「越谷レイクタウン」や新三郷など、ファミリーに人気のエリアにアクセスしやすく、家賃相場が比較的高い中央線沿線において穴場の駅といえそう。
以下、3位「八王子駅」、4位「国分寺駅」、5位「分倍河原駅」、6位「府中本町駅」、7位「立川駅」と続き、8位には住みたい街として知られている「吉祥寺駅」がランクイン。新宿、東京、渋谷まで乗り換えなしでアクセス可能な交通利便性が非常に高い駅だが、意外にも家賃相場は抑えめの7万8,000円。以下、9位「熊野前駅」、10位「豊島園駅」と続いた。
東京23区編では、1位「熊野前駅」(80,000円)、2位「豊島園駅」(80,500円)、3位「小竹向原駅」(82,000円)という結果に。「熊野前駅」は、日暮里舎人ライナーで西日暮里まで3分、日暮里まで5分の近さに位置しており、都電荒川線も利用できるという利便性のわりに家賃相場が安い駅。
続く「豊島園駅」は、池袋まで乗り換えなしの15分。また、都営大江戸線で新宿まで乗り換え無し20分で行けるなど、交通利便性の高い、コスパの良い駅となっている。
以下、4位「練馬駅」、5位「荻窪駅」「北千住駅」、7位「赤羽駅」、8位「明大前駅」、9位「多摩川駅」、10位「田端駅」「王子駅」「中井駅」「田園調布駅」と続き、注目は、同ランキング内で最多の5路線が利用できる「北千住駅」と「赤羽駅」。北千住は大きなターミナル駅で、上野まで9分、東京まで20分、池袋まで22分など、都内の主要な駅への利便性が高いエリア。
また、下町の雰囲気が残る赤羽も、新宿まで14分、東京まで17分、渋谷まで21分でいけるなど、交通利便性が申し分ないエリアとなっている。