看護業界に特化した求人・転職サービス「レバウェル看護」は5月11日と12日、渋谷の神南アールにて看護師の知られざる「本音あるある」を100点展示するイベント「ちょっとチクっとしますよ展」を開催する。入場無料。タレントのなかやまきんに君がピンクのタンクトップを着て来場を呼びかけた。
○看護師に感謝する機会に
レバレジーズメディカルケアが運営するレバウェル看護では、看護師向けの情報サイトや公式SNSで、仕事、勉強、恋愛、美容など幅広い情報を発信している。看護師から生の声を集めた「看護師あるある」や、SNSアニメ「新人ナースボルみ」のショートムービーが現場で働く看護師からたくさんの共感を得ている。
レバレジーズメディカルケアの小西東氏は、イベント開催の経緯について「サービスを通じて、毎日、看護師さんからお悩み相談が寄せられています。医療現場は負荷がかかりやすく、この職種ならではのストレス、悩みがたくさんあるんです。そこで、多くの人に看護師さんの仕事について知ってもらう機会を提供できたら、と考えました」と説明する。
「ちょっとチクっとしますよ」には、看護師が注射を打つときの声かけと、普段は周りに言えないちょっとチクっとする本音、の2つの意味をかけた。ナイチンゲールの誕生日である5月12日が「国際看護師の日」であることを踏まえ、5月11日と12日の2日間、渋谷にてイベントを開催する。小西氏は「日頃からたくさんの人がお世話になっている看護師さんに感謝を伝えるきっかけになれば。ひいては、看護師の仕事の理解促進による地位向上、働きやすさ向上を目指していけたらと考えています」と説明した。
続いて、なかやまきんに君が大きな注射器のパネルを持って登場。MCとトークセッションを行った。
最近、チクっとしたエピソードについて聞かれると「世界的なロックスターのボン・ジョヴィさんの公認アンバサダーに指名されて最高に嬉しかったんですが、そのことを動画にしてアップロードしたら、私のファンだという視聴者から『なかやまきんに君では笑ったことはありませんが、おめでとうございます』というコメントが書き込まれてて」と不満顔で明かして笑いを誘った。
このあと舞台上には『ちょっとチクっとしますよ展』の会場にも展示される、あるあるネタが書かれたパネルが用意された。「ナースコール鳴って急いで駆けつけたら『押してみただけ』」というネタには「なんとなく、ちょっと寂しくなって押しちゃうとか、そういうのってあるんでしょうね。こういうの面白いですね」。
ちなみに、ボン・ジョヴィあるあるについて聞かれると「よく行くジムはBGMに洋楽が流れているんですが、たまにトレーニングしているときにIt’s My Lifeがかかることもあって。周りにいるマッチョな人たちが、皆んなチラっとこっちを確認してくるのが分かって、ちょっと恥ずかしくなることがありますね」。
そして、この春に看護師としてのキャリアをスタートさせた新人看護師に向けたアドバイスを求められると「失敗はつきものです。失敗を恐れずに、頑張って欲しいと思います。私もデビューしてから失敗の連続でしたが、そのときやめていたら、いまこの仕事はしていません。失敗で得たもので、次につなげてもらえたらと思います」と真面目に回答。最後に披露したMCを巻き込んだギャグがややウケに終わると、急に小声になり「もうキャリア24年になりますが、私はまだ失敗しています。次に活かしたいと思います」と反省の表情を浮かべていた。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら