突然ですが、ヨーグルトのフタを開けたら、表面に水分が溜まっていることはありませんか。
「保存状態が悪いのかな」「混ぜたら味が薄まりそう」と抵抗感のある人も少なくないですよね。
生活協同組合あいコープみやぎのウェブサイトでは、「ヨーグルトの表面に水が溜まってるけど、食べられるの?」という質問に対して、こう回答しています。
ヨーグルトは、原料乳の中の乳たんぱく質であるカゼインが乳酸の働きで柔らかく固まり、「カード」 とよばれる状態をつくっています。 この「カード」は水溶性タンパク質を含んだ水分を包み込んでいますが、 時間経過とともに水分が「カード」の外に出てきて、分離した状態になることがあります。
増粘剤などの添加物を使用していないヨーグルトに多く見られます。
タンパク質を含んだ水ですので捨てないで、混ぜて食べてください。
あいコープみやぎ ーより引用
ヨーグルトの表面に溜まった水分の正体は、乳成分の一部だったのですね。
保存期間が長くなるほど、水分が出やすくなりますが、決してヨーグルトの劣化によるものではありません。
水分には、タンパク質をはじめ、ミネラルやビタミンなどの大切な栄養が含まれているので、捨ててしまうのはもったいないでしょう。
ヨーグルトと混ぜても味は変わらないので、安心して食べてくださいね!
[文・構成/grape編集部]