患者は普段の1.5倍 ゴールデンウィーク明けの小児科は大混雑 いま多いのはRSウイルスと溶連菌感染症 気を付けるポイントは

ゴールデンウィークが明けた7日、名古屋市内の小児科は多くの子どもたちで混雑しました。その理由は、感染症の拡大です。
名古屋市西区の「みわた小児科」は7日、午前中だけで普段の約1.5倍の74人の患者が診察に訪れていました。
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現在、全国的に流行しているのが「RSウイルス感染症」です。愛知県の感染者数も、4月から急激に増えています。また、岐阜と三重も、同様に増加傾向です。(みわた小児科 三輪田博介院長)「RSウイルス感染症はせきの風邪なんですけど、赤ちゃんがかかると入院を必要とするような、下手すると呼吸困難になってしまうような病気なので、早めの診断が必要」
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駆け込んだ1歳半の子どもの母親は…(RSと診断された子どもの母親)「日曜日から熱が出て、せきと鼻水はもうちょっと前から出ていた。ちょうど連休中だったので来られなくて」子どもが通っている保育園ではRSウイルスの感染者が多く、園からも早めの検査をすすめられ、診察に来たのだといいます。一方、溶連菌感染症にかかった子どもも…
(溶連菌感染症と診断された子どもの母親)「溶連菌が増えているって、近所のお母さんたちとしゃべったことがあって、気にはしていたんですけど、まさかって感じでした」
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診察を受けた男の子は5月3日に熱が39度まで上がり、7日朝まで38度台が続いていました。家族も気が気ではないゴールデンウィークに。(溶連菌感染症と診断された子どもの母親)「病院がどこもやっていなくて、家で様子見るしかなくて、ちょっと心配ではありました」
愛知県の「溶連菌感染症」の感染者数を去年と同じ時期と比較すると、明らかに多くなっていて、こちらも岐阜・三重も同様に多くなっています。
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(三輪田院長)「のどが赤くなり、発疹が出て、熱が出る。あとから腎臓に悪さをすることがある。急性腎炎を起こすこともあるので、しっかり抗生剤を投与して、除菌しないといけない」
三輪田院長によると、そのほか「手足口病」や「プール熱」などもことしは例年より早く流行しているということです。いったい、なぜなのか?
(三輪田院長)「コロナの間、ほとんど流行っていなかったので、感染症に対する免疫が全体的に下がっている。早く流行りだしている原因ではないか」
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新型コロナの分類が5類に移行して8日で丸1年。いま流行する感染症の対策方法もこまめな手洗いやうがい、そして規則正しい生活です。今一度、ご注意を。

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