スイートコーンが茶色くくすんでたら… 企業の解説に「初めて知りました」

『スイートコーン』は、トウモロコシの中でも特に甘みが強くおいしい品種。缶詰をはじめとする加工食品にもよく使われています。
スイートコーンといえば鮮やかな黄色を想像する人がほとんどですが、たまにコーンの色味が茶色くくすんだように変化していることがあるようです。
食品が変色していると、「傷んでいるのではないか」と不安になるもの。
本記事では、茶色く変色したスイートコーンは食べても大丈夫なのか、パルシステムの公式サイトの情報から紹介します。
パルシステムの公式サイトによると、スイートコーンが元の鮮やかな黄色から茶色くくすんだ色合いに変化する原因は『メイラード反応』にあると解説しています。
色合いが濃くなる現象はメイラード反応と言い、製造工程での加熱殺菌時に、原料であるスイートコーンの糖とアミノ酸が熱により茶色く変色するものです。
パルシステム公式 ーより引用
メイラード反応とは、食品に含まれるタンパク質やアミノ酸などが糖と反応を起こして、褐色の物質である『メラノイジン』を生成するもの。メイラード反応はさまざまな食品で起こるもので、加熱されることがきっかけとなります。
メイラード反応によって褐色の色合いに変化するだけではなく、香ばしい独特の風味が生まれるのも特徴。
例えば、パンを焼いた時のこんがりとした香ばしい仕上がりや、醤油を加熱した時の色合いと香ばしい風味も、メイラード反応によるものです。
スイートコーンがメイラード反応によって変色するのは、それだけ糖度が高いことを意味しています。
糖度が高くおいしいスイートコーンだからこそ、加工する際の加熱・殺菌の工程で、コーンの中の糖類とアミノ酸がメイラード反応を起こし、色合いに変化が現れるのです。
スイートコーンがメイラード反応によって変色していても、食べる上では何も問題はありません。
見た目こそ茶色くくすんでいるため鮮やかさは若干薄れてしまいますが、傷んでいるわけではないのでおいしく食べてくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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