「世界の終わりに飛ぶ飛行機」後継機開発が決定! 米空軍が契約したのはボーイングではない!?

まさかのボーイング以外!
アメリカ空軍は2024年4月26日、E-4B「ナイトウォッチ」の後継機を開発するための契約をシエラ・ネバダ・コーポレーション(SNC)と結んだと発表しました。
「世界の終わりに飛ぶ飛行機」後継機開発が決定! 米空軍が契約…の画像はこちら >>E-4B「ナイト・ウォッチ」(画像:アメリカ空軍)。
空軍とSNCによると130億ドルの契約で、2036年7月までに4機あるE-4Bを全て置き換える計画のようです。
E-4B「ナイト・ウォッチ」はボーイング747-200Bをベースに開発された機体で、核戦争・大規模災害などで地上での指揮が執れない場合に備え、大統領や国家指揮権限の保持者および指揮幕僚を搭乗させ、アメリカ軍を空中から指揮するために開発された機体であり、「Doomsday Plane(終末(世界の終わり)の飛行機)」とも呼ばれます。
当初、後継機開発コンペに関してはSNCのほかにE-4Bを開発したボーイングが手を挙げていましたが、2023年12月1日にコンペから外れたことがアメリカ空軍によって報告されています。理由としてはいくつかの契約条件で、ボーイング側に合意できない項目があったからとされています。
なお、SNCはネバダ州にある航空機・宇宙船の開発製造会社で、MQ-9「リーパー」に搭載するセンサーなどを空軍と共同で開発しています。
現状では、後継機のベースとなる機体については明かされていませんが、SNCが開発を行うということで、ボーイング製の旅客機ベースではない可能性も考えられます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする