能登半島地震4か月 新潟県が課題の検討会を設置へ 原発事故による複合災害への対応も議論

避難方法などを巡っては、混乱も見られた能登半島地震。県は今後有識者などからなる検討会を設置し、課題を検証する方針です。

今年1月の能登半島地震では、県内で津波から逃れるために高台へ避難する車の渋滞が発生したほか、石川では多くの集落が孤立。物流やライフラインの復旧に時間がかかり、課題が明らかとなりました。

こうした中…

【花角知事】
「孤立した集落などでの避難所の運営とか、そうしたことは検証する対象になると思いますね」

県が今後設置するのが、能登半島地震の課題を検証する検討会です。

県によりますと、検討会は学識経験者のほか防災に関係する団体や自治体関係者などで構成。避難方法や孤立集落への支援、避難所の運営体制などについて検証する考えです。

また、原子力発電所での事故による、複合災害への対応についても議論が交わされる見通しです。

【花角知事】
「志賀原発が石川にはありましたので、その状況を検証することは少なくとも最初の整理の段階では必要ですよね」

県は、検討会で得た知見を県の地域防災計画に反映させる考えです。

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